美容室業界の倒産が過去最多、パーソナルトレーニング業界は大丈夫？

SAWAKI GYM代表、

パーソナルトレーナーの澤木です。

ワイドショーを見て思ったこと～

今、美容室業界の倒産が過去最多となっているようですね。

これ、近い将来のパーソナルトレーニング業界を予測する出来事に感じます。

拡大と人材不足、価格破壊と倒産のメカニズムが全く同じですから。

若いトレーナーさんは、失業しないように、よくこの状況を分析し、慎重な行動を取られたほうが良いと思います。

美容室業界は、なぜ同じエリアに、美容室が増えるのか？

番組によると…

①もともといた美容室から、客を引き連れて独立

②よってもともといた美容室の近くに開業

③開業資金が比較的安い

なんと！

パーソナルトレーニング業界と一緒(笑)

法的な縛りはないとはいえ、①の引き抜きはダメでしょう(パーソナルトレーニング業界も同様で、モラルのない人によって無法地帯になりつつあります)。

結局、新規開拓するエネルギーもなく、人の力(もともとの雇い主)で集客してもらったお客さんだけで何とかしようと考えている人は長続きできないのでしょう。

どうして美容室は倒産するのでしょう？

番組によると…

①1000円カットなどの価格競争に負ける

②独立が増え、人材不足

③他店との差別化ができない

これもパーソナルトレーニング業界と一緒。

すでに安さを売り物にしているジムもたくさん出てきました。安さを基準にしているお客さんをターゲットにしているなら良いですが、本来パーソナルトレーニングとは、『お客様の目標達成』にフォーカスしたビジネスです。

若い人の独立も自由なんですが、私はとくに若いうちは組織として大きな取り組みをしたほうが、将来の見返りや人生の安定感が得られて良いと考えています。

最近、パーソナルトレーナーになろうとする人は、独立がゴール、としている人が多い気がします。

本来独立はスタートラインで、独立→継続→成功(お客さん自身とも)、なはずなんですが。

人によって独立が向いている向いていないもあるでしょうし、業界地図を読めないまま航海しても危険が待っています。

さて、差別化といえば…美容室とパーソナルジムがくっついたお店が紹介されていました。こういう工夫も生き残りのためには必要なのでしょうね。

わが社のジム？…やはり、工夫しないと生き残れないと思っていますよ。

このブログでは手の内を明かしませんが(笑)、いつかセミナーなどで、『ジムを潰さない工夫』みたいなお話をしてもいいかなと思っています。