機能解剖学ワールド⑬ベンチプレスのグリップ幅について
パーソナルトレーナー/機能解剖学講師の澤木です。
---------------
ベンチプレスのグリップ幅について
---------------
「ベンチプレスのとき手首、特に親指側が痛くなるんです。」
というお悩み相談を良く受けます。
こういう時には、機能解剖学の知識が力を発揮します。
手首の構造は、橈骨が手根骨(舟状骨・月状骨・三角骨)と接していて、尺骨とは接していないという特殊なもの。だから掌が上を向いたり(回外)、下を向いたり(回内)する訳なのですが。
▲Radius=橈骨(とうこつ)、Uluna=尺骨(しゃくこつ)
尺骨と手根骨の間に隙間があるということは、尺骨側に曲げる「尺屈」という動きが大きく、橈骨側に曲げる「撓屈」はしにくいのです。
ベンチプレスで、ワイドグリップに握りすぎてしまう場合、本来曲がりにくい「撓屈」した状態になります。
ここで痛みが発生する場合は、グリップを狭くすると、尺骨側に手首が傾くので、ひっかかりが減り、痛みを軽減することができます。
尺屈・・・一般的な可動域は55°=曲がりやすい
撓屈・・・一般的な可動域は25°=曲がりにくい
読者のみなさま、機能解剖学を学び、このようにトレーニングに活かして行きましょう♪
------------------
ツアー日程
【横浜】2018年2月10日(土)11日(日)ヒューマンアカデミー横浜校
(所在地)横浜市神奈川区鶴屋町2-17-1 相鉄岩崎学園ビル9F
【長岡】2018年3月11日(日)12日(月)新潟県長岡市周辺
(所在地)お申込みの際に個別にお伝えします
【金沢】2018年3月24日(土)25日(日)石川県地場産業振興センター第6研修室
(所在地)石川県金沢市鞍月2-1
【東京】2018年4月2日(月)3日(火)新宿三丁目(大)レンタルスペース 会議室
(所在地)東京都新宿区新宿5丁目11-13 博雅ビル4F 403号室
【広島】2018年4月14日(土)15日(日)スタジオ みんなの部活
(所在地) 広島市安佐南区高取北1-4-30 サンビル4階
【小山】2018年4月25日(水)26日(木)小山市生涯学習センター第2セミナー室
(所在地)栃木県小山市中央町3丁目7番1号ロブレ6階
【沖縄】2018年6月1日(金)2日(土)沖縄県男女共同参画センター てぃるる
(所在地)沖縄県那覇市西3-11-1
☆基礎から学ぶ機能解剖学 全国ツアーの詳細はコチラをクリック