フィットネスと呼吸
パーソナルトレーナーの澤木です。
コラムです～
フィットネスと呼吸
～呼吸は地球がくれたエクササイズ～
一般的に呼吸数は、成人で1分間に15～20回、1日に約2万回もします。
背中を丸めて呼吸をしてみましょう。空気が肺に入りにくくなります。
正しい姿勢で呼吸をしてみましょう。空気がしっかりと入ってきます。
きちんと空気が入ってくれば、肺でのガス交換がスムーズにできます。酸素を体内に巡らせると、頭がスッキリしますし、代謝機能もアップします。
では、そのメカニズムを見ていきましょう。
呼吸は息を吸う事が能動的で、吐くのが受動的な活動になります。
吸）横隔膜が下がり、胸郭が広がり、真空状態になった肺に、空気が流れ込んできます。
呼）受動的な活動なので、自然に吐いているはずです。
以上が普段、私たちが何も考えずしている自然な「意識をしない呼吸」ですが、「意識をする努力呼吸」も私たちはできます。
努力呼吸 吸）横隔膜、外肋間筋といった自然呼吸で使われる筋肉に加え、胸鎖乳突筋、前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋といった首の筋肉を使い、大きく胸郭を広げます。
努力呼吸 呼）内肋間筋、腹直筋、内腹斜筋、外腹斜筋、腹横筋を使い、能動的に息を吐ききります。
呼吸はしなくてはいけない私たちの活動です。最初に述べたように、悪い姿勢では、正しい呼吸ができません。
一回一回の呼吸をおろそかにするということは、積み重なって、私たちの姿勢を悪化させ、カラダのコンディションンを悪い方へと持って行ってしまいます。
逆を言えば、呼吸の仕方をトレーニングすれば、姿勢が良くなり、その他の活動（スポーツでも、フィットネスでも、日常生活でも）へのプラスの影響が出る事になるでしょう。
大気がある地球が私たちに与えてくれた呼吸（分類的には外呼吸といいます）。呼吸をひとつのエクササイズと見立てて、正しい姿勢で、正しく呼吸をしていきましょう。まずは意識。すると次第に意識をしない呼吸も優秀なものになっていくでしょう。
