漢方薬と筋トレの関係

パーソナルトレーナーの澤木です。
フィットネスコラムです～


漢方薬と筋トレの関係


先日、漢方薬の専門家の方とお話する機会がありました。


「良く効く漢方は正しく使わないとリスク（副作用）も伴う、そして、全ての症状に効くわけではなく、目的に応じた調合が必要。」


まさに、これは筋トレにおけるエクササイズも同様だなと。


トレーナーをしていると「腰が痛いんだけど、何のエクササイズをやればいい？」とひとつのエクササイズを求められることがありますが、正直、そんなシンプルに解決できるものはないのです。


実際、ポピュラーなエクササイズには次の効能と副作用があります。副作用は正しいフォームでやってもやらなくても発症する可能性があります。



●クランチ
効能・・・腹直筋の強化
副作用・・・円背（猫背）の促進


●レッグエクステンション
効能・・・大腿四頭筋の強化
副作用・・・せん断力による膝の不安定化、膝痛


●ラットプルダウン
効能・・・広背筋の強化
副作用・・・反り腰の助長


●スクワット
効能・・・下半身の筋力強化
副作用・・・膝痛、腰痛


●シュラッグ
効能・・・僧帽筋上部の強化
副作用・・・肩こりの助長




お客様の目的に対するエクササイズの処方は、効能と副作用に注意して、綿密に組まなければなりません。あるエクササイズは、Aさんには適合だとしても、Bさんには不適合、というケースは良くあります。だから、トレーナーは最初に綿密な身体評価をするのです。


近年、「24時間フィットネス」が増えていますが、自己流トレーニングのリスクはかなりあるのではないかと。健康のため！と思って地道にやってはいたが、気づいた時にはカラダを壊した！とならないように、早めにパーソナルトレーナーに相談した方が良いと思います。

澤木一貴


http://sawakigym.com/contact