用賀④ | 澤木一貴オフィシャルブログ「パーソナルトレーニング24」Powered by Ameba

用賀④

「バンバンバン!」

平屋アパートのガラス戸を叩く音で目が覚める。

「澤本さん!澤本さん!」

「え?」

眠い目を擦りながら、耳をそばだてる。

「サワモトさん!サワモトさん!」

サワモトなんて知らないが、声の主は小宮のおじいちゃん。大家さんである。私を呼んでいるのは間違いないようだ。


時は、1990年の冬。


19歳の私がようやく東京での生活に慣れてきた頃の話。

「サワモトさん!勝手に車停めちゃだめだよ!」

「…すみません。」

あ、またやんちゃな先輩の石橋さんがアパートの駐車場に無断で停めちゃったんだな。

「すみません。。」

頭上からは先輩やら同級生のイビキが聞こえる。。FMから流れる「愛は勝つ」のメロディーとともに。

よくある溜まり場となる大学生のアパート風景であった。




は!ふと目が覚め2011年の現代に帰ってきた。

そうだ!私が住んでいた小宮荘を
探しにいこう!

とマックを出た。


おお、確かここの路地だ。マックから徒歩1分の小宮荘だ。すぐに見つかるだろう。


あれ?ない。そりゃそうだ。20年も行っていない。きれいさっぱりなくなっていた。

小宮さん。


東名を見上げながら、ノスタルジックな気分で駅へ。


途中、突然、激しい鳥肌が!

「だれ?」

19歳の自分に呼び止められた気分。

「大丈夫だよ。生きてるよ。好きなことを仕事にできたよ!」

19歳の自分。まだフィットネスのキャリアをスタートさせる1年前である。



セタガヤビジネススクエア(SBS)。21年前は町のほとんどが工事中。ビルなんてなかった。


用賀駅東口はこんな!

19歳の自分に見せてあげたらどう思うかな…。


上京し初めて住んだ町。またゆっくり来ます。



何で用賀に住んだのか?

それは…

大学(日大商学部)が近かったのもあるけど…


UWFの道場が近かったからにひひ


おしまい。




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