不登校になり、自分の部屋に引きこもりがちになってしまい…

 

だんだんと顔を合わす機会が減り…

 

顔を合わせたり、ひとこと話しただけで睨んでくるような引きこもり中学生に悩んでいるお母さんはいませんか?

 

もう、どうしていいかわからないっ!

 

と、投げやりになっている方もおられるかもしれません。

 

しかし、引きこもるのにも、睨むのにも理由があります。

 

その理由をわかった上で正しい対応をすれば、お互いの誤解がなくなり、幼少期のような素直なお子さんに戻る対応術があります。

 

ではまず、どうして引きこもるのでしょうか。

 

不登校になる原因やきっかけは色々あります。

 

しかし、自分の部屋に引きこもる理由は、

 

「家族と会いたくないから」。

 

これなのです。

 

✔️会うと、責められているように感じる

✔️会うと、自分を責めてしまう

✔️会うと、辛い気持ちになる など

 

家族がたとえ、責めているつもりはなかったとしても、引きこもり中学生は自分の心を守るために自分の部屋にこもるのです。

 

次に、なぜ睨むのか。

 

これも、実は自分の心を守るため。

 

怖い顔をして、

相手が余計なことを言って来ないように。

相手が自分の心に傷を付けないように。

 

つまり、親に対して警戒して行う行為です。

 

動物たち、例えばライオンが戦う時に、

 

「オレは、これだけ強いんだぞ!」

「手は出さないほうが身のためだぞ!」

 

と、睨む姿が思い浮かびますか?

アレです。

 

何もしていないのにお子さんに睨まれるお母さんは、残念ながらまだ、気持ちを許す仲にはなれておらず、警戒されています。

 

「余計なことを言ってくるんじゃねーよ」

 

と、防御の壁が分厚いです。

 

 

私の息子は、いつも怖い顔をして、何も言ってない時でさえ睨んできました。

 

「なんで、睨まれないといけないの(怒)」

「ママは仕事も行って、家事もやって頑張ってる。あなたは何もしないでっ!ふざけないで。」

 

と、私の心の中は荒れていました。

 

しかし、学び始めると息子の状態がわかり、行動を理解できるようになったことで、イライラせず、対応できるようになりました。

 

すると、

 

お茶を入れても何も言わずブスッとしていた息子が、「ありがとう」と言うようになったのです。

 

かつての我が息子のように、とても手強い反抗心みなぎる引きこもり中学生の対応で1番大切なことをお伝えします。

 

 

1番大切なことは、好ましくない言動はスルーすることです。

 

✔️睨まれた

✔️「くそばばぁ」と暴言を吐かれた

✔️叩かれた

 

など、本当であれば

 

✔️「いい加減にしなさい!」

✔️「親をなんだと思ってんの!」

✔️「本当にあなたって子は…(ため息)」

 

一言でも二言でも言ってやりたい場面ですが、

持ち合わせる全ての忍耐力を集結させて、

 

スルーします。

 

反応したり、視線を向けたりすると、子どもにとってご褒美となってしまい、また同じ好ましくない行動をお子さんはくりかえします。

 

心の底から腹立つことをされているのに、ご褒美をあげるなんてバカバカしいですよね!

 

ご褒美をあげないために、反応してはいけません!

 

注意点は、怒りの無視ではない事!

 

「ふんっ!」と聞こえてきそうな態度でスルーするのではなく、

 

✔️見なかったように

✔️聞こえなかったように

 

スルーしてください。

 

この対応術の取得は難しいかもしれませんが、子どもに反応してはいけない時にすることをあらかじめ決めておくことをお勧めします。

 

例えば、

 

✔️キッチンの窓そうじ

✔️カラトリーの整理

✔️スマホでメールチェック など。

 

イライラし始めてからやることを考えるのではなく、あらかじめ決めておくことで、「スルーの術」を上手く使えるようになりますよ。

 

まずはここからです。