今月は散文詩がメイン | ノベルの森/アメブロ

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オリジナル小説、今はSF小説がメインです。今日からは「多次元文章世界」と題して、ノンフィクション(ショート・ショート含む)とエッセイを展開していきますのでどうぞ応援してください。

お知らせです!

   

   只今、アルファポリスの「アート大賞」に詩の部門でエントリーしています。

  

   投票してくださった方にも抽選で賞金がもらえるそうです、読んでみてください。


   気に入られたら、


   「 佳の散文詩 」に 1クリックをお願いします。



   下のバナーからアルファポリスへお入りください。お待ちしています。


   

  

            


小説「もういちど名前を呼んで」は、やっと完結しました。

読んでくださった方にお礼を言います。


有難う御座いました!m(__)m


あと、アルファポリスさんの「アート大賞」にエントリー中の「佳の散文詩」

ここにも載せますので読まれてみてお気に入りましたら投票をお願いします。





   「公園のベンチで」

 

 何かスケッチできそうな気がして

 来てみた

 けれど お気に入りのチャコールは

 僕の手の中にあって動かない

 雲ひとつ無い 青空に

 何故だか 僕は臍を曲げている

 空に文句を云える筈もなく

 自分を笑う  


 他を探そうと

 チャコールを持ち直した時

 上空に2つの点が現れた

 やがてそれは 

 2羽の鳥だとわかった


 絶好の高度と角度の上空で

 鳥たちは円を描き始めた

 再びチャコールを持ち直す

 彼らは気づいただろうか

 下界に 見上げる者が居ることを


 ほら、

 僕はベンチの真ん中に腰掛けているから

 地面すれすれに翼を広げている仲間だと

 そう思ってはくれないだろうか・・・


 想いよ届けと、僕は今

 君たちの素晴らしい舞いを

 心震わせながら描き止めている

 この青い 空の下で