ね~ きいてくださいよ~
なにかと思ったら、学校で道徳の授業中のこと。
貧困に苦しむ国のことが出ていたようです。(本人談)
シリアやフィリピンなどが挙げられていて、多分シリアは難民かな?
フィリピンの項になって、先生はちょっと悩んだようです。
内容が無いようだったためかもしれませんが、あえてBちゃん娘に読ませました。
写真はスモーキーマウンテンかなにかでひどい惨状のような場所。
女性が赤ん坊を抱きかかえています。
赤ん坊はいつ生まれたのか、母親が誰なのかもわかりません。
といったような内容だったそうです。
Bちゃん娘が読み終えたとき、教室には静寂が広がりました。
同級生はBちゃん娘がフィリピンハーフだということを知っています。
きっとどのように反応すればいいのかわからなかったのでしょう。
教室は重い雰囲気に包まれたまま次に進んだようです。
先生はその場を和ませようとしたのか、
「日本に来れてよかったね~♪」と声を掛けてくれたそうです。
Bちゃん娘は「はい、よかったです」と答えたとか。
日本の教科書に自分が生まれ育った国の恥部が載っていました。
彼女は恥ずかしくて泣きたくなったそうです。
道徳の授業が終わった後、ショックで彼女は席を立つことができませんでした。
2時間目が終わった後、トイレに行き涙を流したそうです。
彼女が恐れているのは、このことによって同級生の自分を見る目が変わる。
そして少なからず差別を受けるのではないかと。
これってジャピーノアルアルですよね?
20年位前に近所にジャピーノが住んでました。
近所の人の共通認識は、「お母さんは水商売上がり」
子供の女の子はけっこう美形でスタイルも良く将来が楽しみな感じでした。
けど、学力はいまいちだったみたいです。
一昔前なら、この授業中に
「フィリピンってスゲーな! お前もあそこに住んでたのか?」
なんて、今では暴言と言われることを言うガキ大将みたいのがいたんでしょうが、いまの子供はみんなそんなことは口に出しません。
たいして気にも留めずに口に出さないのか、それとも心の中では思っていても口に出さないのか、怖いですね。(笑)
Bちゃん娘は
20年後もこの恥ずかしい思いをしたことは忘れてないと思います。
なんて言ってました。
途上国から来るといろいろ大変なようです。