【坂の上の雲ゆかりの地めぐり】
NHKドラマ【坂の上の雲】で道後温泉のシーンがあります。
秋山兄弟、正岡子規の家は道後温泉からさほど離れていませんし
入浴したことがあるだろうと考えるのが妥当でしょうね。
だからって「おそらくそうだろう。」という推測だけで
【坂の上の雲ゆかりの地】として認定していいものなのだろうか???
日露戦争の捕虜も入浴したという事実だけでも
認定はできるけどいまいちそれだけではインパクトに欠けると思っていたら
夏目漱石
(お札のデザインになったよね)
夏目漱石は帝国大学(現・東京大学)に進学。
そこで秋山真之、そして夏目漱石に大きな影響を与えた正岡子規と出会います。
帝国大学に入学できるだけで凄いですが夏目漱石は英語が得意でした。
大学卒業後は高等師範学校で英語教師になますが
ちなみにその学校の校長先生は柔道で有名な加納治五郎、その人でした。
なんや歴史ヒストリアがこぼれてくるよね♪
加納治五郎ってYAWARA!に登場する
おじいちゃんのモデル
余談でしたな
やがて夏目漱石は愛媛県松山市の中学校に赴任します。
秋山真之、正岡子規の故郷へやってきます。
ここでの英語教師での経験をもとにした有名な小説が【坊っちゃん】であり
その物語で道後温泉のシーンが登場します。
道後温泉
物語の中で主人公?がお風呂で泳いで
「泳ぐべからず」と看板が掲げられたというエピソードにちなんで
実際に看板が掲げられています。
上乗せ料金で2階に行くと
夏目漱石チックなものがありますよ。
1300年以上前からある温泉は一度はぜひ
こんな記事をつくっといてなんですが
さるるは夏目漱石の作品を読んだことがありません・・・・・。
一番有名なのは【吾輩は猫である】ですかね?
2年前に道後温泉が登場する【坊っちゃん】を読もうとは思ったんだけどね
次に松山市に行く時までには読んでおこうと思います。
ちなみに夏目漱石は作品中に
造語や当て字を多用して、それが日本語として定着したという説があります。
あくまでも説ではありますが一例として
「新陳代謝」、「無意識」、「肩が凝る」、「反射」、「価値」
などなどがあるようですが
夏目漱石が生まれる以前に使用された語句もあるそうですが
少なくとも夏目漱石の作品によって
国民に浸透した日本語であることには間違いないようです。
いよいよスゴイ話になってきたなぁ。
道後温泉の近くにある
夏目漱石の盟友、正岡子規の銅像があります。
秋山兄弟は日本の歴史を邁進させ
正岡子規は日本文学に新風を巻き起こしていた時期に
夏目漱石も活躍していたんですね。
その夏目漱石は秋山真之、正岡子規とも親交があったということで
さるるの歴史ヒストリアはまたまた広がったのでした♪
【坂の上の雲ゆかりの地】はこちら
【坂の上の雲】
11:10ぐらいから夏目漱石と道後温泉が登場します。
(おしまい)