先月末に母が亡くなりました。
去年の夏から、入退院を繰り返し遂に旅立ってしまいました。
コロナのせいで、全く面会が出来ず…やっと面会が可能になり、予約を入れ、午後から会える予定になっていたその日の朝の出来事でした…。
病室に着いた時、母のほっぺたはまだ暖かくて、柔らかくて、ただ眠っている様でした。
前日まで、元気に孫の話やペットの話をしていて、看護師さんも突然の事だったと言ってました。
「娘たちに会いたい」
前日にそう言っていた母。私も、話せる内に会いたかった…。沢山話したい事があった。娘の高校が、バスケの新人戦で3点差で2位になった事。飼い猫の大福の事。教えて欲しい料理の事。そして何よりも伝えたかった事。
「お母さんの娘になれてとても幸せだった。離婚の時、私を支えてくれたのは母の言葉だった」
「早く家に帰って、私の作ったキーマカレー食べて!そして、あの定食屋さんでむた天ぷら定食食べよう!」
2度ほど自宅に戻って生活した時、足腰が弱っていて介護になった。介護すら、とても貴重で幸せだった。入院していては何も出来ないから…。
「行ってきます。行ってらっしゃい。」
「ただいまぁ。おかえり。」
この当たり前に聞けた言葉が…
こんなにも、今こんなにも聞きたいなんて…
居なくなったのは理解してるけど…
まだ、入院していている様で
早く帰っておいでって言いたくなる。
お母さん、ありがとう。
私は、とても幸せだったよ。
私がそっちに行く時には迎えに来てね!
また、会えるからさようならじゃなく
またね!!