ラズパイの新しいOSとバージョンbookwormとなったのでPI ZERO 2Wにインストールした。覚書として簡単に整理しておこう。
2Wになってとても快適な速度での動作を実感。こんなガジェットが約3000円で手に入るなんて嬉しい限り。一時期は希少で手に入らず、amazonなどでは1万円近い価格で売っていたようだがようやく流通し始めるようになってきた。
1)OSイメージをmicroSD書込
ギヤマークをクリックしてhostname、ユーザ名、パスワード、wifiのSSID、パスワード等を設定し、OSとmicroSDを選択して書き込むをクリックする。
2)ブートファイル編集
microSDのルートディレクトリのファイルを下記のとおり編集する。
■config.txt
最終行にdtoverlay=dwc2を追記
■cmdline.txt
「rootwait quiet」の間に”modules-load=dwc2,g_ether ”を追記し下記のとおり記述する。
「rootwait modules-load=dwc2,g_ether quiet」
■sshというファイル名の空のテキストファイルを作成する。
3)PCとUSB-OTG接続して起動する。
接続するのは画像の赤丸のmicroUSBポート
4)windowsのOTGドライバのインストール
”OTGdriver raspi"でgoogle検索してヒットしたサイトを参考にしてRPI Driver OTGドライバをインストールする。
5)pi zero起動&ログインと諸設定
OTG接続後しばらくしてssh接続する。ログイン画面が表示されたらOSイメージ書込時に設定したユーザ、パスワードでログインする。
・ロケール設定
raspi-configによりLOCALEを設定する。
$ sudo raspi-config
・viエディタ設定
私はviエディタが好みなのでまずホームディレクトリに下記内容の.vimrcというファイルを作成。
set nocompatible
6)固定IP設定
/etc/NetworkManager/system-connections/の下にあるネットワーク設定ファイル(拡張子がnmconnectionのファイル)に固定IPアドレスを記述する。
■変更前
[ipv4]
method=auto
■変更後
[ipv4]
address1=固定IP/24,gatewayのIP
dns=DNSサーバ;
method=manual
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
8)ツール類のインストール
curl
libxml2
9)vsftpdの設定
/etc/vsftpd.confの下記コメント行を外す。
write_enable=YES
local_umask=022
ascii_upload_enable=YES
ascii_download_enable=YES
chroot_local_user=YES
chroot_list_enable=YES
chroot_list_file=/etc/vsftpd.chroot_list
/etc/vsftpd.chroot_listに許可するユーザを記述する。
10)swapのoff
microSDのアクセスを少しでも減らすべく下記でスワップをoffしておく。microSDは少しでも長持ちするだろうか?
$ sudo swapoff --all
$ sudo systemctl stop dphys-swapfile
$ sudo systemctl disable dphys-swapfile
$ systemctl status dphys-swapfile
ちなみにswapをonにする手順
$ sudo systemctl start dphys-swapfile
$ sudo systemctl enable dphys-swapfile
$ systemctl status dphys-swapfile
ここまでで基本的なインストールと諸設定は終了。
続いてラジオ録音とラジオサーバの設定へ。