前回のあらすじ

 

 

 

ーーーーーーー小学校入学後、放課後に初めてお友達が遊びに来てくれた。

 

相手は2年生のたくやくん。

 

保育園が同じだった、1つ上のお兄ちゃん。

 

 

ところが、たくやくんから異常な悪臭・・・!?

 

会話拒絶!?

 

そして自宅へ送り届けるも・・・?

 

 

 

 

 

 

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ちょっと家が遠かった

たくやくん。

 

 

2年生になりたての彼が自転車で行動するには、

 

まだ遠いであろう道のり。

 

学校行くのに歩いてはいるけど。

 

 

 

でも、私たちの学区の通学路は、

 

 

片側1車線ずつ、

 

歩道は人1人のみ歩けるような幅、

 

反対側には歩道がなく、

 

高校も近くにあるため

高校生が自転車でびゅんびゅんな道

 

 

とても2年生が1人自転車で行動するには

 

危なすぎる道なんだけどな・・・

 

親は心配だろうに、自転車での行動を許しているのか?

 

 

 

 

 

と、思いながら一緒に自転車で走り続け、

 

たくやくんのおうちに到着。

 

 

 

自転車を止めて、玄関に入って

 

お母さんを呼んでくれるのかと思いきや

 

なかなか入らない。

 

 

 

こっちは、お母さんに何を話そう、と

 

内心ちょっとドキドキ。

 

 

 

私「たくやくん、おうちに入らないの?

  カギあいてないの?」

 

 

 

と聞きながら、家に入らせるため、

 

玄関前まで連れていく。

 

すると、開けて見せてくれた。

 

ホッとする。

 

 

鍵が閉まってて、

家には誰もいないから

帰りたくないんじゃないか、

 

と思ってたから。

 

とりあえず大丈夫。

 

 

 

ままいるの?

 

と聞くと、小さく頷く。

 

 

よかった。

 

で、1分くらい待ってたんだけど。

 

お母様が出てくる様子がなかったので

 

納得がいかないながらも帰ることに。

 

 

じゃあね、帰るね、また明日

 

と、明日を強調。

 

 

 

家の中に入るのを見届けてから、

 

私たちも帰宅。

 

 

 

 

 

 

 

帰宅・・・・・途中。

 

いろんなことを考えた。

 

 

 

 

開けて見せてくれた玄関。

 

ちらっと中の様子が見えた限りでは

 

とても入れたものではないくらい汚かった。

 

ほこりまみれ、というのか。

 

 

 

そしてドアを開けた瞬間に漂ってきた悪臭。

 

たくやくんの臭いの原因だった。

 

だけど肝心のその正体はわからない。

 

家にいる、と言ってた猫か?

でもうちの猫はそんな臭いしない、から、猫自体ではない。

 

 

 

家の中が不潔なのだろうか。

 

遠回りしないでパッと思いつく限りではこれしかなくて。

 

 

 

 

 

うーん。

 

とても気になってしまう。

 

 

 

 

そんなことを考えながら帰宅。

 

 

リビングに入ってすぐ、

 

ねえどう思う!?と、夫に問う。

 

 

 

 ●帰りたくない様子について。

 

 ーーーあんなに帰りたくない感じ出すなんて

 なんかあるんだろうね

 

 

 

 ●私がママに言ってあげると言ったら

 すぐに動いた件について。

 

 ーーーおかあ(私)が一緒に行って、

 何か言ってくれると思ったら、

 何か変わると思ったんじゃん。

 

 

 

 ●たくやくんの様子について。

 

 ーーーおかしいかもね。

 やっぱりにおいもキツかったし・・・。

 

 

 

わたしだけが考えすぎているわけではない、

 

とわかって少し安心した反面、

 

やっぱりそうだよね・・・。と落ち込む気持ちも。

 

 

 

 

家の様子を話し、

 

うーん・・。と、2人で落ち込む。

 

 

 

 

 

とりあえず見守ろうか、と一旦様子を見ることに。

 

 

 

 

 

気持ちを切り替え、

 

とうりにご飯を食べさせて、

 

やっと一息。午後1時半。

 

 

 

 

 

ピンポーン。

 

 

 

 

!?

 

チャイムが鳴る。

 

 

 

・・・まさか。

 

 

 

 

インターホン越しにたくやくんが!!!

 

 

 

 

 

その後は次回記録。