「奇跡の乙女」とその取り巻きたちに

翻弄され、冤罪で婚約破棄の上、

 なんだか嫉妬の疑いをかけられたり 

残念な元婚約者でした。

 

 ミリアベルもよくまあこんな男と

 婚約していたものです。 


 でも婚約破棄のおかげで 

聖魔法に目覚め、ノルトにも出会えたから 

よかったのかな。 


 でも、ノルトは奥手で

なかなか告白できないし、

 敵の魔のものの王からも好意を持たれて 

ミリアベルもヒヤヒヤものですね。 


 まだ1巻しか読んでいないですが、

 続編もあると思います。  


どうなるのか楽しみです。   



  〜〜内容は〜〜 


 婚約を交わして5年。


伯爵令嬢のミリアベル・フィオネスタは 

優しい婚約者を好きになり、  

優しい婚約者である侯爵家の嫡男

ベスタ・アランドワと良い関係を築いていた。


二人は貴族学院を卒業したら 

結婚が決まっていたが、

貴族学院に通い始めて2年目。


学院に「奇跡の乙女」と

呼ばれる女性が入学した。


とても希少な治癒魔法の力を持った 

子爵令嬢である奇跡の乙女、

ティアラ・フローラモは 

とても可愛らしい顔立ちで

学院の男子生徒の好意を一身に受けている。


奇跡の乙女が入学してから、

 婚約者であるベスタとのお茶の時間も、

デートの約束も、 

学院での二人きりで過ごす時間も

 無くなって来たある日、 

自分の婚約者と奇跡の乙女が肩を寄せ合い、

 校舎裏へと姿を消したのを

見てしまったミリアベルは 

行儀が悪い、と分かってはいても

 二人の姿を追ってしまったのだった。