図書館から借りてきた本です。
コミカライズもしています。
愛し合っていた王太子との婚約破棄から
行き場のないところを助けてくれた魔術師。
2人の異常な執着愛ぶりに
胸が苦しくなります。
王太子や魔術師へのレイラの嫉妬も
もどかしくなります。
本当に自分のことが好きなのか、
他の女性の影を追っているのではないか。
昔から大好きだった王太子と
立ち直ってようやく見つけた最愛の魔術師。
レイラにとってどちらとむすばれるほうが
よかったんでしょうね。
病んでなければ、王太子とでもよかった?
やっぱり病んでても魔術師の方がまだまし?
愛の深さが恐ろしいと思いました。
でも、このくらい求められたい……?
しかし、横から王太子を
かっさらう妹は最低ですね。
~~内容は…~~
不慮の事故で2年間の眠りについていた
公爵令嬢のレイラ・アシュベリー。
目覚めると、
自分の婚約者であったはずの王太子が
レイラの妹であるローゼと
婚約を結び直していた。
両親は
「どうしても王家と
婚姻を結ぶ必要があったのだ」
と
弁明する姿勢を見せるが、
妹のローゼはどこか勝ち誇ったような様子。
政略結婚とはいえ、
王太子のことを慕っていたレイラは
このまま他の家に嫁がされるのも、
妹たちの幸せそうな姿を
見ているのも限界だった。
リハビリを終え、
どうにか屋敷の中を
歩き回れる
くらいに回復したレイラは、
「来るもの拒まず」で有名な
王都のはずれの修道院へ
入ることを決意する。
両親にも使用人にも行先を告げず、
こっそりと屋敷を抜け出したレイラは、
道中雨に降られ道端にへたり込んでしまう。
そんな弱り切ったレイラに
手を差し伸べたのは、
伝説上の存在である魔術師の青年だった。
傷心した公爵令嬢の逃避行から始まる、
幻の王都を巡る小さな恋の物語。
中古でもあまり安くないみたいです。
さすが大人の小説ですね。