何度も飛ぶ練習をしても

 わずかに動かすとこしかできない 

邪魔な大きな翼。


 自分のせいで迷惑をかけていると思い、

 そのコンプレックスのせいで、

 ジルに愛されているのを信じることが

 出来ないのはとても辛いことだっただろう。 


 せっかく大切にし合っているのだから、

 今後はちゃんと言葉で相手に 

伝えられるようになって欲しい。






~~内容は…~~ 


生まれつき背中に

大きな翼が生えているアミリア。 


重くてほとんど動かせないその羽のせいで、

 部屋に引きこもって生活していた。 


 それほど不自由とは思っていないが 

お荷物にしかならない

自分に落ち込んでいた。


 新しい護衛は広い世界で生きてきた

 国の英雄のジルだった。 


 身軽に木に登ったり

塀を飛び越えるジルに 

外の世界のことをいろいろ聞いて 

うらやましく思っていた。


 そんな中、ジルとの結婚話が持ち上がり……。