目は見えないが聴覚が以上に発達したモンスターの恐怖を描いたホラー映画。
前2作は未見なのだが、本作はモンスターが初めて地球に襲来した日を描いた前日譚となるので、シリーズ未見でも楽しめる親切設計となっている。
末期ガンを患う主人公・サミラは介護猫のフロドと共に街中を逃げ回るのだが、この猫ちゃんがまた賢い。この世界では真っ先に犠牲になりそうな存在なのに、主人公と離れてもちゃんと再会をするし、目の前にモンスターが現れてもシャーっと威嚇せずじっとしているのだから大したものである。いつ猫ちゃんがモンスターに腹を掻っ捌かれるのかとヒヤヒヤしていたのだが、最後の最後まで生き残るので、動物愛好家も安心して見れるのだ。
ただ一つ不満点なのは、パンフレットが取り扱われていないということ。『アンチャーテッド』の時もそうだったが、映画館の醍醐味の一つはパンフレットと言っても過言ではないだけにこの点だけはガッカリである。