カーアクションが炸裂するシリーズ10作目。
自分は車自体興味がないということもあり、今まで本シリーズをまともに見たことがなかったのだが、せっかくだからということでIMAXで鑑賞。
とにかく本作はド派手なアクションがドッカンドッカンと繰り広げられている。丸い形をした爆弾がローマの街中をゴロゴロ転がり、それを阻止するために車を爆走するシーンはいくらなんでもムチャクチャすぎるような気がするが、そういった荒唐無稽な展開を楽しむのが本シリーズの醍醐味と解釈して良いのだろうか。ファミリー達がお互いの絆を確かめ合う場面はシリーズファンからしたら胸アツだと思うが、初見の自分から見たら、①登場人物達が少し会話をする→②ド派手なアクションを繰り広げる→①に戻る、といった感じ。こんなこと言うと、熱心なワイスピファンから車で轢き殺されるかもしれないが、なんだか最終章に向けた壮大な序章のような印象を受けた。一作目から視聴していたら印象も違っていただろうから、やはり、シリーズ未見の者は続編から鑑賞すべきではないだろうと強く思う。
ただ、そんな自分でも最後の最後にドウェイン・ジョンソン様が登場したのにはテンションが上がった。シリーズファンはドウェイン・ジョンソンとヴィン・ディーゼルが長い間不仲でいたことは周知の事実だったが、本作でジョンソンの復帰が正式に決まったので、シリーズファンにとっては大変喜ばしいことだろう。