タイと韓国が合作したホラー映画。
台湾の『哭悲 THE SADNESS』と同様R18指定で、我ながらまたヤバいものを観に行くなぁと思いながら観に行ったわけですが、案の定、ヤバい内容でした。
平たく言えばタイ版『エクソシスト』ですが、『エクソシスト』よりも展開が後味悪いので、軽い気持ちで観に行かないほうがいいのは確かです。生きたまま犬を鍋に放り込んたり、赤ん坊を生きたまま食い殺したりします。
後、主人公が車に乗るシーン。主人公は無表情なのですが、窓ガラスに映った顔だけが笑っていることに画面が切り替わる寸前で気づきました。そして後半は悪霊に憑りついた主人公の様子を収めるために隠しカメラを仕掛けるのですが、あれもなかなかに怖かった。主人公がカメラ下に隠れたと思いきや、でかい効果音とともにいきなり上からドアップで現れるので、恥ずかしながらビクッとしてしまった。
『哭悲』よりグロくないですが、POV形式でお話が進んでいくので、全編に渡って気持ち悪さがひっしひっしと伝わってきます。‟アジアンホラーが熱い!”と言うだけあって作り手側の熱意を感じますね。ネットフリックスで配信中の『呪詛』も気になるところです。可能なら劇場で公開してほしいところですが。