様々なものがオンライン化し、コロナ禍がさらにそれを加速させていますが、個人的にはオフラインにこだわるものも未だ多くあります。
そのうちの一つが「書籍探し」です。
書籍の購入はアマゾン等を使う事もありますが、それは基本的には「購入する本が決定している場合のみ」です。
書籍を探す場合は必ず「オフライン」、つまり書店で探します。
オンラインで書籍を購入する場合は飲食店を探す食べログと同様、「レビュー」を参考にすることはとても多いと思うのです。
けれど、私はこのレビューについては結局他人の解釈力をあてにするようなものだと思うのです。
解釈力は人それぞれ異なります。
それは味覚のレベルに個人差があるのと同様に、解釈力で感想が変わる他人のレビュー程実際当てにならないものはないですし、何より他人の解釈による先入観が形成されてしまいます。
「どんな本を読んだらよいですか?」
「オススメの本を教えて下さい」
「どんな本ですか?」
と他人に聞くよりも、自分の目と手と感覚を大事にしながら自分のフィーリングを信じて「この本面白そう!」と手に取ったものが結局一番今の自分に必要で自分の解釈力の中で最も適切な書籍になると思っています。
私がよく行くのはジュンク堂書店さんですが、気になる本はタイトルや作者、帯や最初の数ページで何冊か決めて、その中で少しだけ読み比べをして決めています。
また、書店に行くと自分が購入する予定のなかった書籍も手に取れるのが楽しいところです。
「こんな本もあるんだ~」と手に取れるのもネットにはない醍醐味です!
そうやって予定外だった書籍との出会いは意外と自分の未知だったことに対しての気づきを広げてくれます。
最近はドリルや問題集、参考書までネットで選んで購入するという方も増えています。
もちろん、それらは手間も省けますし、とても便利な方法だと思いますが、私はそれはとても怖くてなかなかできません。
実際に手にとって「解説が解りやすいな」とか「これだったらレベルに合いそう」とか「楽しく問題を解けそう」という『自らの感覚』を持てずに購入する事になってしまうのが心配で・・・
私もネットショッピングは便利なので活用しますし、特に今はオンライン化が様々な場面で「正」となります。
けれど、オフラインでしか出来ないこと、オフラインでやらなければならないことも実際にはあると思うのです。
今は極端にオンラインを重視されていますが、いずれオフラインの大切さも見直される様になるのかなぁ・・・とか思ったり。。
自分の目で見て触れての感覚を大切にしてものを選ぶ・・・というやり方はこれからもモノの選び方の一つとして自分自身大切にしていきたいと思います。