さて、第4次安倍第2次改造内閣が発足し、マスコミは男性史上最年少で入閣を果たした小泉進次郎氏の事でもちきりでした。

個人的には安倍総理があと1期されるかどうかの方が気がかりではありますが・・・

 

小泉進次郎氏は非常に人気で彼が応援に行くと行かないとでずいぶんと選挙への影響が異なるとも、将来の総理候補ともいわれています。

 

ただ、小泉氏の今までの発言については元大阪市長である橋下徹さん等は非常に冷静に見ておられ、的確な意見をされています。

もちろん、そこには激励の意味を込めての想いもあるかとは思いますが・・・

 

世間から好印象を受けるオールスローガン発言から、具体的なことをどれくらい話してゆけるか・・・

まさにこの点が今回の小泉進次郎氏がただの客寄せパンダか、もしくは本物の政治家かの分かれ目になってきそうな気がします。

 

環境大臣という事で小泉氏の一挙手一投足がマスコミに取り上げられていますが、今月11日・12日の言動については特に大きく取り上げられました。

福島第一原発の有害放射性物質除外後の処理水に関して原田前環境相が「海洋放出しかない」と言われました。

確かにこの発言だけを耳にすると「え!!!!!」となる世論も分からないでもありませんが、実際にそれ以外の具体策が無いのが現状です。

 

反対することは簡単ですが、反対するのであればそれ以外の具体策を提示すべきですが、鳩山元首相をはじめ、具体的な代替え案をもって反対している人等皆無のように思います。

 

政治家とは「感情に寄り添う事」が仕事なのではなく「具体策を作り出し実行する」ことが仕事なのでは・・・と思うのです。

寄り添う発言だけではもう解決しない段階にまでこの問題は来ており、具体的な解決策が海洋放出しかなく、またそれが科学的には問題ないのであれば実施すべきなのではないでしょうか。

豊洲移転問題の時もそうでしたが、我々はなぜか科学よりも風評を心配し、何なら風評が科学に勝ってしまう事があります。

しかし、科学とは感覚や不明確なものに対して、根拠を示し解を提示するものであって、科学的根拠よりも風評が勝るようになるとそれは日本の衰退を意味してもおかしくないです。

 

そんな中での大阪市長松井氏の「科学が風評に負けてはダメだ」という発言は非常に意味のある痛烈な言葉であり、すぐにマスコミや感情論に流される世間に一石を投じた勇気ある発言だったと思います。

 

日本中が東日本大震災の被災地に対して同情を示し、復興に力を貸してゆくのだとすれば私は全ての都道府県が協力して分散しながら海洋放出を手助けしてこそ、具体的な援助の心の有形化なのではないかと思います。

言葉だけで同情したり、哀悼を述べたり、寄り添う発言をしていても、いざこういう事に対して手を挙げることすらできない、あるいは「うちの県では困る」というのは何だか情けないなぁと思うのです。

 

小泉さんの人気と、そしてあの巧みな話術(あえて話術です)をもってすれば、世間に説明し、納得してもらう事も出来るでしょうし、多くの都道府県や国民から協力を取り付ける事も可能だと思いますが・・・・

 

実際にどうなるのか・・・・どうするのか・・・・任期中「寄り添う発言」だけで終わるのか・・・それとも「具体策」を講じるのか。

 

私は科学の力を信じていますし、そもそも我々は皆自分が病気になった時や普段の日常生活の中で科学にゆだねて生活をしています。

移動手段、日用品、食べ物、衣食住の全てに科学の力が加わっています。

都合の良いときだけ科学のもたらしてくれた恩恵にしがみつき、都合が悪いときは科学を信じなくなる・・・

非常に身勝手に感じます。

 

大阪府知事、市長が海洋放出の手助けをするというのであれば、私は大阪人としてその決断をする府知事や市長を誇りに思いますし、言葉で「福島のために!!」とかいうくらいなら、具体的な援助の形として日本の各地全てでそれを協力出来たら良いのと・・・思います。

 

「感情論」や「感覚」だけで「危険」と思っている方々はおそらく汚染水という言葉だけで「危ないもの」「汚れたもの」と判断されていますが、実際は「汚染水」を2次処理した「処理水」です。

この処理水はトリチウム水であり、世界中の原子力発電所(韓国は10倍・イギリスは100倍の濃度)で海洋放出されています。

 

感情や感覚に寄り添うことを重要視するのではなく、具体的な解決策で福島第一原発の問題を日本の国全体(全員)で解決する道を考える、小泉氏にはそんな環境大臣でいてほしいと切に願っています。

 

 

 

 

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