この言葉は皆様もおそらく一度はご覧になったことがあると思います。

 

富士フイルム株式会社がTVCM等で必ず最後に入れる言葉です。

 

この言葉は同社80周年でもあった2014年からの企業スローガンとして制定され、使用されることとなりました。

 

よくベンチャー企業は改革が早く、大手は遅い、ベンチャーには大企業病は無く、大手には大企業病があるといわれますが、私は実際はその真逆だと考えています。

 

事業活動とは変転する市場にあわせ自社を創りかえ続けることであるとすれば、10年生存率10%以下の生存競争の中、生き残り続けている大手こそ一番多くの「変革」を遂げている証拠だと考えるからです。

 

富士フイルムは今ではフィルム事業は全体の5%にも満たない状態であり、主力事業は変革を遂げています。

しかし、おそらく社名から「フイルム」という言葉を外さないところに富士フイルムの意思が感じられます。

現在の主力事業はその多くが「フイルム」での蓄積された技術が進化したもののようです。

つまり、当時フイルムというものに対し徹底して卓越した技術を目指し続けた結果今があることを示しています。

そんな思いが決して社名から「フイルム」という言葉を取らず、フイルム技術に魂をこめてきたその社歴に対し誇りを持っているのではないかと感じます。

 

この「Value from Innovation」という言葉をCMで耳にするたびに、私自身も経営者として又個人の人生でもそうでなければならないと感じます。

 

新しいことを発想することももちろん大切ですが、本当の意味で強い「新たな発想」は今の自分の仕事にひたむきに真摯に向き合い続ける中でこそ育まれ、変転する市場に新たな戦いを展開するべき時は、今までの努力の中にこそそれを乗り切る要素がたくさん存在すると教えてくれているような気がします。

 

チャンスとは「転がり込んでくるもの」だとしたら、

転がり込んでくるような今の生き方をどれくらい出来ているだろうか・・・

富士フイルムさんのCMを見るとそんなことを思い出し

HONDAのCMを見ると私自身が最もエンジンが高速回転する「原点」、「お客様の夢を自分の夢にする」ことを思い出させてくれます。

TOYOTAのCMを見るとDrive Your Dreamsと言う言葉に豊田喜一郎さん及び戦後のTOYOTAのあの姿が思い出されますし

今は変更となりましたが以前使用されていたPanasonicの「ideas for life」は日常の中をどれくらい問いを持って生きているかという事を思い出させてくれます。

 

何気なく見ている企業のCM、各企業が相当の予算をつぎ込み創るたった30秒の世界は、その企業が伝えたいことをコンパクトにまとめ「その商品をどうみられたいか」「企業姿勢」が表現されている時間でもあります。

 

そんなことを考えながら見ると番組の合間の企業CMは以外と面白く、見方によって勉強になる事もたくさんあるなぁと思う今日この頃です。

 

 

就職活動中の学生さんからも「どうやって企業を調べたらよいか」と質問を受けますが、私はCM一つであってもそのように見ていくと学生さんの身近に企業姿勢や企業イメージを感じることの出来る材料は以外とたくさん存在するような気がします。

 

 

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