先日、弊社でお話しする「荻野屋」さんの物語についてご指摘を頂きました。

私自身の姿勢も含めて、又弊社の研修をご受講いただいた皆様が誤った情報を耳にされると困惑されると思いましたのでブログに書かせて頂きます。

 

弊社は個人の人生における成果、企業の繁栄共に「心(理念)の有形化」が全ての土台になると考えています。

別の言い方をすると「心のあり様」だけしか「形」にはできないとも言えます。

 

上記を説明するために「心の有形化」で大きな成果を収めた個人様、企業様を「具体例」として紹介します。

「荻野屋」さんの「峠の釜めし」はそのうちの一つです。

誰もが聞いた事のある有名な「お弁当」となりましたが、峠の釜めしが全国展開に至る「きっかけ」にはとても温かい物語があります。

 

元々は信越本線横川駅にある小さなお弁当屋さんです。

 

現在の会長様のお母様が4代目社長となられた後、ホームにお越しになるお客様おひとりおひとりにお声をかけ、お客様のお声から日本で初めて「出来立ての温かいお弁当」を作られました。

温かいお弁当には、あんずも入っていますがそれもお客様を思いやる優しい心が形になった一つです。

旅行者様の体調に対する細やかな心配りを感じます。

 

その行動は

「お客様にとにかくお喜び頂けるお弁当を作りたい」

「お客様においしいお弁当を食べて頂きたい」

という心、ひたむきな、純粋なお客様への真心が創った行動です。

 

1957年(昭和32年)の話です。

 

そしてこの温かいお弁当の誕生が、小さな小さなお弁当屋さんが全国に知れ渡る「きっかけ」となりました。

非常に簡潔に記載いたしましたが、このお弁当が誕生するまでの苦難の道やどのようにして出来立てのお弁当をお客様にお届けしたのか(方法)はブログでは書ききれません。

ご興味のある方は個別にご連絡頂くか、ぜひ荻野屋さんのHPや書籍等でご確認下さいませ。

 

 

 

しかし、先日、「その話は間違っている。大きくしたのは母親ではなく息子で、うちの会社が関わって大きくしたんです。」とご指摘を受けました。

 

荻野屋さんの釜めし誕生が1957年の出来事ですので、その会社様の創業時期を考えてもおそらく「きっかけ」に関わられたのではなく、荻野屋さんのその後の「展開のやり方」に関わられたのだと思います。

 

弊社で取り上げているのは「展開のやり方」

つまり市場戦略や販売戦略ではなく

「きっかけ」となった4代目社長みねじ様の心の「有形化」

つまりあり方を形にした企業原点についてです。

 

また、この出来事については一部上場150社、5000社の会社社長様から師と仰がれた一倉定先生がご紹介され、企業原点の温かい物語が経営者の在り方の教科書となり全国に拡がりました。

そのことからも事実は間違いないと容易に推察されます。

 

 

 

ただ、私自身が非常に強い憤りを感じた点は「うちの会社が大きくした」と言われた点です。

荻野屋さんの歴史をどれだけ調べても、その企業様の存在やサポート内容はもちろん一切出てきません。

ただ、全国展開の過程で大なり小なり、関わられた事は事実だと思います。

荻野屋さんのお力になられたのだとも思います。

しかし、なぜ出てこないのか…

おそらく荻野屋さんに関わられた「ご担当者様の荻野屋さんへの想い」だと推察します。

 

なぜなら、私自身も企業様のコンサルティングをさせて頂いておりますが、お客様の功績を我が社の実績として表に出す事は一切いたしません。

それがコンサルタントをする人間の矜持であり、たとえ業績向上に関わらせて頂いたとしても一番ご苦労をなさっているのは社長様や現場の社員様です。皆様の努力や涙、お客様を大切にされたその想いこそが輝かしい功績に繋がっております。

知る人だけが知っている一倉定先生もそうであったように、黒子として存在を隠す、それこそが信頼して会社の拡大に携わらせて下さったお客様・企業様に対する姿勢だと考えております。

おそらくその会社様もご担当者様もそんな想いで自ら荻野屋さんの功績を公表されていなかったのだと推察致します。

 

荻野屋さんの市場戦略・販売戦略の「コンサルティング」に関わられたのだとしても、不用意に出てしまった失言だとしても、その温かい企業原点までをも我が社の実績だと言うような感情は、どうか4代目社長のためにも、控えて頂きたいと心より願っています。

 

 

 

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