一人ぼっちの卒業式 | 【サヴ思う故にサヴあり】

一人ぼっちの卒業式

ここ最近送迎会の多さに若干肝臓が悲鳴を上げてそうな今日この頃。


先週末はなかな濃いい日々を過ごしました。


まず金曜日。


その1週間前の大学の卒業式に沖縄でこじらせた風邪のせいで参加できなかったので1週間遅れの卒業式。


ひとりぼっちの卒業式なんて浅田真央ちゃんみたいですね。


ゼミの先生とあらかじめ金曜日に会いに行くとアポをとっていたので先生と約束の午前11時を目指して学校へ。


案の定少し寝坊して急いで卒業式らしくスーツを着て最寄の駅へ。


阪急仁川駅を降りて時間がなかったのでタクシーに乗って大学へ。


大学に着くとまず先に生協に1万6千円を返してもらいに行って財布の中身を暖めました。その後卒業アルバムのお金をまだ支払っていなかったので入学して始めていく財務課で1万3千円という大金を支払う。


そしていよいよ卒業証書をもらうために学部の事務室へ。


「先週の卒業式に風邪で参加できなかったのですみませんが卒業証書いただけますか?」


「あ~はいわかりました。取ってくるのでちょっとお待ちくださいね。」


なんて具合に話して3分ほど待つと


「はい。こちらになります。ではおめでとうございます。」


以上。


これには自分ちょっとガッカリしましたね。


先週参加できなかったとはいえ感動の卒業証書をもらう時にかけてもらう言葉がこれだけかと!?


ホント昔から思っていましたが学校の事務室の奴らなんてそうそうクビになんてなりませんしお役所みたいなもんですね。


さらにこの対応でお役所仕事とはまさにこの事だと思いましたね。


もっと気の利いた卒業証書の本文を読んでくれるとか粋なサービスを期待していたのにガッカリでした。


その後は約束していた大学の先生を学校の近所にあるフランス料理屋さんみたいなところで食事。


フランス料理屋さんなんですが先生がボクの喉を気遣ってくれて食事したのは何故かお弁当。


フランス料理屋さんなのにやたら刺身が上手かったのが気になりましたが、先生からこれから40年働いて行く上で大切な事や仕事しても忘れたらいけない事、大学で学んだことをこれからの人生で生かす方法、きょうびの結婚事情などなど、いつもとちょっと違った話が最後にできてとても楽しかったです。


4年間一緒のクラスでお世話になり大学の単位の6分の1をこの先生からいただいている事もあり先生を学生と言う立場で話をするのが最後だと思うと少し...いやかなり寂しい思いがしました。


そして食事も終わって先生を学部の事務室へ見送り、いよいよさよならの瞬間。


今までの数々の無礼をお詫びすると共に4年間学ばしてもらった事を重々お礼を言ってお別れをしました。


先生を見送るとサークルの溜まり場であるボックスで一人腰掛けてタバコで一服。


入学式で全然友達ができなかった場面や環境とか言うしょうもない授業で生涯の盟友・Jに出会えて事、そのJにサークルの連れて行ってもらった事、クリスマスパーティーをやった事、マリリンと良く一緒にドライブ行った事、義兄弟のA堀と一緒にバカみたいな遊びをした事、その他にも先輩の卒業式やゼミで先生に怒られたこと、隣のサークルの人とケンカしてトイレに行った事などなどあらためて大学で起こった色々な出来事が走馬灯のように流れてきました。


気がつくとホロッと目から汗が流れていました。はっきりいって普通の春休みの日にスーツ着てタバコくわえながら涙流しているとかはたから見て相当きしょかったですが涙が流れてくるのは止めれませんでした。


帰りはこれまたきしょいですが大学の正門で大学に一礼して大学にさよなら。


その後はせっかく大学まで来たので今年になって病気にばっかりなるので門戸厄神に厄落としに行って家に帰りました。


一人ぼっちの卒業式になりましたが、これで大学生を卒業する事ができました。


大学でお世話になった皆さん本当に色々とありがとうございました。


来週の今頃は研修中できっとボコボコにされている事でしょう。


あと1週間のんびり過ごそうと思う今日この頃。