日本代表と、世界との差はなんなのか。短期的視点で見ていきたいと思います。まず攻撃面からみていきましょう。一例としてここでは、スペインやバルセロナをあげます。サッカーは、ボールをとめる、蹴る、受ける、運ぶ、外すといった動きがあります。
日本人は止まった状態で、リフティングしたり、ボールを蹴ったり、パスを出すのは得意です。テクニックはありますが、サッカーは下手だと感じます。そのテクニックを実際の試合の中で、その技術を発揮できているのでしょうか?答えは、NOです。試合でも日本は、ドリブルとパスが非同期的で分離サッカーを行っています。線にならずに、点のままです。人数が足りない、また、人数が多すぎる攻撃も見受けられます。
それに対してスペインやバルセロナは、ドリブルとパスが同期し、局面を打開していくサッカーをしています。攻撃時にも守備時の事を考えて、ポジション取りしています。カウンターに備えながら、ポゼッションを行っているのです。
ここで守備時に関する事例を一つ上げてみましょう。
味方選手のバックパスがハーフラインより後ろ、いわば自陣の所でカットされた場面を思い浮かべてください。状況は2対4の劣勢です。CBの選手はどうするでしょうか。答えは一つ。出来るだけ時間を稼ぎ味方のフォローを待つ。これがベストです。しかし、日本のDFには下がるのをやめて、飛び込んだり、オフサイドを狙ったりした選手も、見受けられました。
また、2つ目の事例、ポジションを放棄してSBがWGのところまでチェイスしに行ったりした場面も見たことがあります。広大なスペースがあきますし、無駄な運動量で、体力を失ってしまいます。合理的ではありません。
スペインやバルセロナは、強烈なポゼッションがトレードマークですが、実は守備陣形が卓越しているのです。DFの選手の対角線上に、斜め後方に位置取りし、(ディアゴナーレ)この構図をピッチでたくさん作って連動する(スカラトゥーラ)、これが効率的守備(ゾーンディフェンス)ということになります。前回のブログでも書きましたが、戦術は守備ありき。逆に言えば日本代表は、守備戦術を極めれば、世界で勝てるのです。