コールドリーディングで有名な、石井裕之氏の講演に行ってきました。
~人間は誰も大して変わらない。だから、努力した人間が上にいく。大した
努力もせずに何かができると思うのは、自分が他の人より優れていると勘
違いしているから。自分が他の人より、時間をかけてやったことが、他の人
より上にいく。~
~ぼくは、周りの人間が自分に期待すること以上のことを、自分に期待す
る。周りの期待を満たせればいい、なんて駄目。まして期待されていること
以下しか自分に期待しないなんてとんでもない。~
~正直さとは、自分の悪い面を見れるかどうかということ。ある程度成功し
てきた人ほど自分の欠点を認めない。人はどんなに頑張っても変われな
い。しかし成長はする。すみれはすみれ。薔薇は薔薇。すみれが薔薇には
変われない。駄目な人は自分に問題があるのに、それを認めず場所だけ
変えてごまかす。しかしそういう人は次の場所で又同じ過ちを犯す。~
~一番気づかないのは、うまくいった時のおごった気持ち。そういうとき、
自分の期待を大きくするとともに、バランスを取って悪いものにも目を向け
る努力をすること。自分の中にある毒草・雑草を常に抜いていく努力をす
る。あるビジネスで成功した方は、全てにおいて偉いと勘違いし、畑違いの
教育の件でその専門家の話を馬鹿にした。おろかなことである。~
~自分に対して都合の悪い人、良くしてくれない人、無視する人のいい所
を見つけて誉める。それが出来たら初めて自分の悪い所が見れる。よく客
観的な意見で、「あの人はとても素晴らしい人です」と言う人がいるが、そ
れは「自分にこんなことをしてくれたから~」という枕詞が隠れている。もし
自分に意地悪で、無視されたら、「嫌な人」となるはず。これは主観的な見
方。生理的に嫌いだからとその人を否定するのはおかしい。嫌な人だけ
ど、なるほど言っていることは正しいと言える人が立派。~
~あるものを見たとき、それを結果と見るか原因と見るか。辛い出来事が
あったとき、何て辛いんでしょう、は結果。しかし原因と見れば、この出来事
は将来の自分に役立つことと思う。試練だと。今の自分が不幸なのは、前
世が良くなかった、と思うのは結果。現世の行いが悪いと来世で不幸にな
るからこう生きよう!が原因という見方。だから、今のままの自分でいい。
頑張らなくていいなんて絶対に駄目。頑張ろう!~