こんにちは
動物病院🐾練馬SavePets獣医師の立野(守)です。
今回は体表にできるシコリについてご説明します
ペットも年齢を重ねていくと、
体表にシコリやイボができることがあります
特に
・シーズー
・ヨーキー
・プードル などの犬種は
皮膚にシコリができやすい印象があります。
多くの場合は良性の腫瘍で
治療や処置をしなくても
問題にならないものがほとんどです。
しかし、稀に悪性のシコリがあります
一概にはいえませんが、例えば
以下の場合には悪性を疑うことがあります
・大きくなるスピードが早い
(1~2ヶ月で倍のサイズになる)
・数が増える
・硬い
・皮膚の中でコロコロ動かない
・表面の皮膚が脱毛して赤い
・血や膿が出ている
・痛がる・痒がる などなど…
※他にも、メス
で胸からお腹にかけてできる
シコリは乳腺腫瘍(悪性の場合は乳癌)の
可能性があるため、別途注意が必要です⚠️
悪性を疑う場合には検査が必要です🩺
〜皮膚のシコリの検査について〜
細い注射針をシコリに刺して、
その腫瘍細胞を採取し、顕微鏡で見ます👁🗨(細胞診)
全ての腫瘍が細胞診で
診断できるわけではありませんが、
動物への負担が少なく
特徴的な腫瘍であればすぐに確定診断ができるため、
非常に役に立つ検査です💉
悪性腫瘍の場合、悠長に様子を見ていると
取り返しがつかなくなることもあります

体表のシコリが気になる際には、
お早めにご来院ください🏥
また、ご自宅で皮膚にシコリを見つけた際は
場所と大きさを必ずメモしておくようにしましょう‼️📝
その記録が後々になって役に立つことが多いです。
皆さんの愛するペット達のために、
ご自宅での健康チェックに役立てば幸いです🙇🏻