まさる「中学生活が終わる...部活も終わったし、この春休みがおわれば高校生活の始まりだ。今までテニスしか打ち込んでこなかったからな。春休みは時間も余るし、春休み中に始まるプログラミングキャンプに応募したから、ちょいunityでゲーム作って遊ぶか。」

まさる「そいや、同級生でめちゃくちゃ絵上手い子いたよな..背面黒板一面にチョークで綺麗な絵描いて..ちょっと制服にチョークの粉がついてて、友達にスカートを払われてて可愛かったな。その子のtwitterの垢っぽいやつ見つけたし、ポイントサイトが好きだって言ってるから、それをきっかけにして喋ってみようかな」

まさる [ポイントサイト好きなの?例えば何が好き?]

アカリ   [ん〜、げん玉とかかな?]

その後、唐突に話を持ち出してからいろいろな話が続き、彼女のとても優しい言葉遣いと対応を受けながら、とうとう知らず知らず一週間経った頃、学校が終わっていらい会ってもないし、中学3年間喋った事もなく、同じクラスにもなったことが無い彼女に僕は色盲になり、ついに人生で初めて自分から完全に自分の意志で、完全に若気の至りで、キャンプ後の母親の実家で350キロ離れた彼女にDMで告白をしてしまったのだ。

アカリ [無理、私男性恐怖症なの だから、距離をおこう]

あっけなくブロックをされた僕の誕生日であった。そうして、ただswiftやc#をかじって春休みを過ごし、高校入学をした説明会当日になった。体育館で全体への説明が終わり、学科ごとに分かれて指定された教室に入ったときに....彼女はそこにいた。 

 

僕は何も考えることができずにその場に棒立ちし、ただ彼女の方向だけは絶対に向けず、ひたすら下を向いて着席した。

意味がわからなかった。いや、これは再来の好機だと捉えれるはずがない、あの時確実に、あそこで振られたら恋愛はしないと決めたバカがあの時あの場所にいたのだから。

 

説明が終わり、ひと段落ついたところでさっさと帰ろうとした。しかし、携帯の電源を入れると彼女からのDMがきていた。

 

アカリ[もう、メールしていいよ]

 

その言葉に、僕は胸がきゅうううっとなった。この時、本当に一目惚れとは恐ろしいものだと知った。ただ、それだけでよかったものを...そこからが本当に恐ろしいことを未だ知らなかった。

 

学校が始まり、僕以外誰もいなくなった夕焼けの教室に彼女がやってきた。彼女はすぐに壁の真横にある自分の机と壁の間に隠れて、僕がそこに行こうとすると、すぐに教室から抜けて廊下を通り、反対側の教室の入り口から入ってきた

。まぁその時点でDTの僕は完全に勘違いしていたのであろう。うぶなこの時間は人が来るのを恐れて20分ぐらいで終了した。

 

5月、すでに彼女とはLINEを交換したが、理由を彼女から明かすことなく八つ当たりの百裂拳の猛打が僕に浴びせられた。

アカリ[死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね]

僕は、自分が何か彼女を傷つけることをしたのかだろうかと心当たりを探ったが、全くなかったので、ただ、悲しみにふけるだけであった。その時の僕は彼女の心をわかってあげることができなかった。未熟であった。彼女は、男性恐怖症であるのに、僕という男の存在がいることにものすごく抵抗をせざるおえない状況にあるのと、社会的な男女差別の記事を彼女がちょうどその時に読んでしまったことと、生理が来たという3拍子に苦しんで、自制心を維持できなくなっていたのだ。

 

5月下旬、彼女の誕生日がやってきた。僕は、元気がない彼女をどうにか元気付けようと、そして喜ばせようと思って、彼女がしたがっていた課金のためのgoogleプレイカードを差し渡してしまった。彼女は僕が渡す前に言った。

アカリ「一回、ハマっちゃうと、もう抜け出せないの。だから、やめた方がいいかも。でも欲しいな」

僕は完全に悪魔であった。本当に悪魔であった。今あの時に戻れるものなら今すぐに戻ってあの時渡していた僕のあの腕を刃物で切り裂いてそのまま死にたかった。あそこの決断が、あの一瞬が、クソ。そして、彼女はそこから課金の中毒になってしまった。

 

8月、彼女がある男のラインのトーク画面を僕に送って、僕が彼女と会ってから今までで一番楽しそうに語ってきた。その時、勘違いDTであった僕はその男の存在というものについて全く正しく捉えることができていなかった。

 

そこから、彼女からの僕に対する課金代をねだる欲求が非常に強く、口調も荒く、強引になった。

 

1月、年玉を全部彼女にグーグルプレイカードにして貢いだ。

もはや、そこに自分の意志だというものは存在していなかった。ただ、彼女のためならなんでもするという意味がわからない自縛に呪われていた。

 

高校二年4月 病んだ。いつになく病んだ。彼女のために自分の提出物を犠牲にして、彼女のだと偽って提出し、親には貢いだことが巨額な金額の多さからバレ毎日説教をくらい、先生にもバレてあんだけ国公立や慶応や青山やハッパかけてきたくせに、選抜コースから外された。もう、中学からタッグを組んでやってきた同じクラスの同級生にも見捨てられ、四方八方いろんな人から僕に怒りをぶつけてきて、彼女の全ての濡れ衣を着ていた僕は反抗することもできず、これと言った救いも何一つなかった。

 

5月  ちょうど一年後に再び地獄のタネはまかれた。

    

 

「光より速く進むものはない。ただし悪い噂だけは例外で、こいつばかりは特別な物理法則が適用されるらしい」(ダグラス・アダムズ/イギリス)【イギリスの作家】

 

そうして、彼女が僕に対する悪口のスクリーンショットが学校全体に広がった。真っ先に僕はまた四方八方から色んな人に怒られ、ただ謝ることしかできなかった。その時の自分は、ただそっとしといてくれ、別にばら撒いたことは望んでやってない。抵抗はした。ただ、スマホを返してもらえなかった。

 

僕は完全に誰からも信じてもらえず、本当に孤独だと感じた..クラスにもいづらく、とりあえずは図書室で飲食禁止なのでご飯を食べずに、ただ本を読んでいた。

 

彼女、彼女の家族、彼女の友達、ばらまいた男、ばらまいた男の友達、先生、僕の家族、全員から罵倒を浴びせられ、彼女と過ごした分だけ濡れ衣を着たことをもさえ思い出してしまい、ただ密かにトイレでヒクヒク突如涙を流したり、急に涙だけ落ちてくるような日々を送った。

 

極め付けに、彼女は売春婦扱いされていると僕に訴え、そのせいで高一の8月にトーク画面を送ってきて、一番嬉しそうに話してきた、トーク画面内の相手のあの男との恋愛が成就することができなかった。どうしてくれるだと、ネチネチ言われた。

 

それも、辛かった。

 

別に、その子が好きなら付き合えばいいと高一の夏から言ってた。だけど、彼女は頑なに断った。

 

僕は、あの男に全てを話した。そして、彼女にメールをしてくれ、と頼んだ。

しかし、彼女はあの男を追っ払った。

僕の工作がバレた。

 

 

高3 秋 結局、彼女はあの男に告ることはなく、結果的に3年間ずっとあの男の話をしてくる。

 

僕は彼女をこういう風に書き上げてしまったが、彼女が僕について書いたらもっと酷く残酷な悪役として書き上げることができるだろう。

 

今僕が願うことは、彼女自身が自発的に、彼女とあの男が結ばれることと、彼女のもう1年間ぐらい止まった生理が復活して、元気に過ごしてくれることだ。僕が工作したって無駄だ。だが、彼女自身はブスがイケメンに告ったところでイケメンくんの苦痛になるだけだと、全然3年前から行動しない。僕はその分ますます病み、彼女自身も病んでいるであろう。

 

青春を奪って本当にすみませんでした。

 

僕の青春はこうして、人の人生に深く深く深く傷をつけて幕を閉じそうになっている。

 

「恋とは、2人で一緒に馬鹿になることだ」(ポール・ヴァレリー/フランス)【フランスの作家】「恋とは、2人で一緒に馬鹿になることだ」(ポール・ヴァレリー/フランス)【フランスの作家】

 

*これはフィクションです。