こんにちは
ヨウの友人のセイヤと申します。
今回はヨウが受けた詐欺被害についてお話いたします。
1.退学後のヨウ
東大を退学したヨウは難病を持った自分と向き合い、何とか生活の立て直しをしようといくつかのアルバイトをしてみることにしました。
しかし、肉体労働も軽作業も難病による意識障害で続かずどれも安定して就業することもできませんでした。
2.支援団体との出会い
ある日仕事が続かないヨウに1本の電話がかかりました。
かけてきた相手は「難病の後遺症に悩む方の支援団体」に属する「麻生」と名乗る男性でした。
彼は難病を患っているヨウを気にかけ、頻繁に通話するようになりました。
一人で難病を患っているヨウには心強い味方だったそうです。
3.新規事業の提案
いつものように麻生と電話していたヨウ。
そこで麻生は1つの提案をしてきました。
東日本の再生事業に興味はないか?と
ヨウが動けない分、雑多な書類や手続き、事務所の契約等を麻生がすべて引き受けるという提案をされていたのです。
最初は躊躇したヨウですが、東大を退学になってしまって故郷に顔向けできなかった自分を「再生事業に集中するため」という名目で退学を決意したと伝えることができると思ったため、提案を乗るか断るか迷っていたそうです。
そこで相談したのが友人の廣瀬。
彼はアルバイトをいくつか転々としているうちに知り合い、難病と闘っているヨウをたびたび気にかけていた人物です。
彼に持ち掛けたところ二つ返事で乗ると言ってくれたそうです。
1人では心もとなくても2人なら共同代表という形で自分が症状で動けないときも廣瀬が事業を動かしてくれると思ったのです。
それ以降、麻生に廣瀬を紹介し、事業をスタートするということに決めたのです。
4.突然の賠償請求
事業を始めるにあたって公的資料を作成する必要があるため、身分証の提示を求められました。
そこで廣瀬の保険証も麻生に渡し開始までに手続きが完了するのを待っていました。
長いこと待ち続け、麻生からようやく電話がかかってきたと思ったら麻生がかなり機嫌を悪くしている様子でした。
どうやら審査したところ廣瀬が事業にそぐわない人材らしく、今までやってきた手続き等も断念。
その損害を求めるとのことでした。額にして70万。
アルバイトで何とか生活していた廣瀬には重い金額です。
不信に思ったヨウは廣瀬に代わり何度も話し合いをしました。
これは悪質な手口だ。ヨウは怒りを覚えながらも電話でやり取りを続けていました。
数日後、また麻生から電話がかかったと思ったら今度は麻生の上司の原という人物から連絡を受けたのです。
彼が発した第一声は謝罪でした。
肩透かしを食らったヨウは原の話を詳しく聞くことにしました。
どうやら不手際を謝罪するとともに麻生を解雇、引き続き真摯に対応していくという旨の内容だったのです。
誠実に対応する彼の姿に心を打たれ、引き続き事業準備をすることを決意したのです。
5.原の蒸発
引き続き事業の手続きをする原に「開業資金を振り込んで欲しい」と伝えられたヨウたちは数百万もの開業資金を集めるのに奔走しました。
廣瀬は消費者金融から融資を受け、ヨウは中国の親族から投資を募ることで開業資金を確保することができました。
数百万もの大金を手にした2人は信頼する原が指定する口座に振り込みを完了し、事業開始を待つのみでした。
しかし待てども連絡が来ない。
不審に思ったヨウは原に電話をかけたが…
その電話番号は無効となり連絡がつかなくなっておりました。
そう、ヨウたちは甚大な詐欺被害にあってしまったのです。
6.警察の対応
失った金を取り戻すため、詐欺を起こした犯人を捕まえるために警察に連絡しました。
なんとか事件化してもらえるように頼み込みました。
警察からは「事件化する」との言質を頂いたにもかかわらず事件には進展なし。
警察から言われた内容は「起訴は難しい」とのこと
詐欺による出し子の存在を確認しているにもかかわらず「裏が取れないから」と言ってききません。
以下の動画はその際の警察とのやり取りです。
詐欺にあってもこの国は助けてもらえないのでしょうか?
警察に不信感が募るばかりです。
次回以降はヨウが不当に逮捕されてしまったことについてお話しします。
どうか最後までお読みください。
