天照大御神様は高天原の主宰で、素盞鳴神様は大海原の主宰であります。若しこの地が素盞鳴神様の御子孫でうまく治まって居ったならば、天孫瓊々杵尊は御降臨遊ばす必要はないのである。けれども『葦原中津国はいたくさやぎてありけり』斯う古事記に書いてあります。余り治まって居ないものですから、天から態々地球に御下りになって、天照大御神様の御子孫の御苦労を願はねばならぬやうになって来たのであります。そして大国主神様は天孫瓊々杵尊に帰順せられて天下は弥々皇孫の御主宰遊ばす事と相成り、大国主命は天日隅宮に祭られ玉ひ、所在国津神をして皇孫の御尾前に仕へ奉らしめむ事を御誓ひに成り、八百万の国津神等は赤誠を捧げて皇孫の為に仕へ奉る事になったのであります。
『出口王仁三郎全集』第1巻,高木鉄男,昭和9. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1138033
