結婚する男女の年齢は十違ふのが最も理想的である。なぜかと云へば男は三十歳にして霊肉共に完成し、女は二十歳にして完成するものであるから、完成したもの同志の結合が一番よいのである。

相愛する同志が結婚して造った家庭は、家庭としては余り面白くないものである。なぜなれば、霊界物語に示されてある如く、夫婦は家庭の重要品であって、家庭本位でやって行かねばならぬ。然るに相愛する同志は、ややもすれば家庭を忘れて夫婦本位となる傾がある。又相愛する同志は意思想念に共通点が多いので、何事にもすぐ共鳴し易い。従って夫が主張する事には一も二もなく妻が賛成して仕舞ふ。それが又家庭から見て甚だ為にならぬ事がある。矢張り夫婦は家庭本位でなければならぬから、時には夫の云ふ事でも家庭の為にならぬ事には反対せねばならぬ。夫婦の性格は反対の方が却って家庭から云ふと、よい夫婦である。

[出口王仁三郎] [著] ほか『水鏡 : 如是我聞』,第二天声社,昭和3.11. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1086489