天の八衝は高天原にもあらず、また根の国にもあらず、両界の中間に介在する中程の位地にして、即ち情態である。人の死後直に到るべき境域にして、所謂中有である。
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人霊中有の情態(天の八衝)に居る時は、天界にもあらず、又地獄にもあらず。仏者の所謂六道の辻または三途の川辺に立ちて居るものである。
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天の八衢(中有界)に在る人霊は頗る多数である。八衝は一切のものの初めての会合所であって、此処にて先づ霊魂を試験され準備さるるのである。人霊の八衢に彷徨し、居住する期間は必ずしも一定しない。直に高天原へ上るものあり、直に地獄に落ちるのもある。極善極真は直に高天原に上り、極邪極悪は直に根底の国へ墜落して了ふのである。或は八衢に数日又は数週日、数年間居るものもある。されど此処に卅年以上居るものは無い。此の如く時限に於て相違があるのは、人間の内外分の間に相応あると、あらざるとに由るからである。
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中有界は山岳と岩石との間にある、嶮しい谷に似た所が多い。此処彼処に折れ曲りの所が沢山にあり、又非常に高い処や低く窪んだ処もある。或は大川が流れ或は深い谷があり広野があり、種々雑多の景色が展開している。
『出口王仁三郎全集』第2巻,高木鉄男,昭和9.国立国会図書館デジタルコレクションhttps://dl.ndl.go.jp/pid/1138063』
『出口瑞月著『霊の礎』,天声社,大正13.国立国会図書館デジタルコレクションhttps://dl.ndl.go.jp/pid/919290』
