3月25日 | まなちゃんを救う会

3月25日

 3月26日 皆様、いつも私たち家族に温かい励ましの言葉をかけてくださり、本当にありがとうございます。


 先日、愛は一ヶ月に一度の定期外来診察がありました。前回たくさんの検査をしましたので、今回は診察のみでしたが、前回に引き続き、愛の体調もよいことから、ブロプレスという心機能の働きを助けるための薬の服用を止めてみようという診断をいただきました。愛は毎日「この薬は苦いねえ」と言いながら薬を飲んでいますので、薬が減るというのはとても嬉しかったらしく、病院からの帰り道「まなちゃんは元気になったから、薬は飲まなくてもいいんだね。すごいね」としきりに言っていました。次回はまた一ヵ月後の診察・検査になりますが、薬の種類を減らしても、今の調子を保っていくことができたらと願っています。

 愛の心臓は、相変わらず僧帽弁からの逆流が認められるとのことで、心臓の動きはだいぶ活発になってきたとはいえ、心臓そのものの大きさは通常に比べてまだ肥大していることに変わりはないそうです。異常があった冠動脈付近の心筋は、他と比べても動きがまだ鈍く、そのために心臓全体の動きにも大きなねじれがあります。毎日元気一杯に過ごしている愛を見ると、心臓がそんなに悪いようには思えないのですが、まだしばらくの間、愛はちょっとバランスが悪く、多少馬力の弱い心臓と共に生活していくことになりそうです。愛も今はまだ幼い子どもですので、多少の運動では心臓もへばってしまわないのでしょう。でもこれから先、成長していくにつれて、心臓と相談しながらの生活になっていくのかもしれません。それでも、愛がなるべくいろいろなことに挑戦していけるよう、健康管理も含めた様々な面で、親としてできる限りのサポートをしていこうと思っています。


 先々週、愛が珍しく風邪を引き、一日だけ熱を出してしまいました。それでも、例年に比べて寒い日の続いた今年の冬を、風邪も引かずに乗り切ったということは、それだけ愛の心臓も身体も、力をつけてきているのだと思います。最近では、近所の公園に連れて行くと、二時間近く遊びに付き合わなければならないこともあり、親の方が体力的に負けているような気がすることもあります。愛は1才10ヶ月になるまで、ほとんど外遊びの経験が無いので、今になってそれを取り返そうとしているのかもしれません。そんな愛を見守る私たち両親にとっても、このような穏やかな日々が送れるようになったことは、二年前の苦労や不安な日々を思い返してみても、夢のように幸せなことだと常々感じています。


 家の前の桜が、一昨日から咲き始めました。丁度二年前の今頃、渡航を目前にして、期待と不安の入り混じった複雑な心境の中、愛と一緒に見るのは最初で最後になるかもしれないと思いながら、桜の花を見上げていたことを思い出します。でも、私たち家族は、多くの方々に支えていただいたおかげで、今年も三人揃って桜を見ることができます。これまで私たち家族を支えてくださった皆様に、改めて心から感謝申し上げます。そして来年もそのまた先もずっと家族揃って桜を見ることができるように頑張っていきますので、これからも変わらず温かく見守り、励ましてくださいますようお願いいたします。


                                      光一・玲子