心臓の動きがよくなってきました
9月24日 皆様、いつも私たち家族を温かく見守り、励ましてくださって、本当にありがとうございます。
今月は、4日と11日の二回、定期外来診察に行きました。9月に入ってから、愛は口の周りに少し湿疹ができ、それが気になったので、予定より一週間早く診て頂いたのと、前回の外来時より予定されていた、心エコーとレントゲンの検査をしたため、二回に分けての診察となったのです。しばらく病院へ行っていなかったこともあり、二回とも愛は大騒ぎをして大変でした。でも、口の周りの湿疹は、夏風邪を引いたときに見られる症状だそうで、愛の場合は、特に薬を飲まなくても治すことができるほど軽いもので安心しました。そして検査に関しては、鎮静剤を使って、愛が眠っている間に済ませることができたので、エコーでしっかりと心臓の様子を見て頂くことができました。
心エコーは4月に検査をして以来、およそ5ヶ月ぶりで、私たち両親が愛の心臓の様子を見るのは、随分久しぶりのことでした。画面上に映し出された愛の心臓は、5ヶ月前と同じものかと最初は目を疑うほど小さくなり、そして力強く動いていました。検査をしてくださったエコー技師さんも「わあ、動いてる!愛ちゃんの心臓が動いてる!」と思わず感嘆の声を上げるくらいでしたので、その回復ぶりは誰が見ても歴然としたものだったのだと思います。逆に、今まで私たちが「動いている、動きがよくなっている」と思っていた愛の心臓は、本当の意味で回復してはいなかったのだということも分かりました。検査の結果としては、心臓の駆出率が約48パーセントにまで上昇し、以前見られた、心臓が肥大することによって起こる僧帽弁の漏れも、併せて大きく改善されていました。
思い返してみれば、愛の回復ぶりは、日常の中のちょっとした変化になって現れてきていました。愛はこれまでは一ヶ月に一度くらいしか爪を切ることは無かったのですが、この二ヶ月くらいは、毎週のように爪を切るようになっていました。また、午前と午後と二回昼寝をする生活だったのも、一日一回の昼寝で済むようになりました。これが当たり前なんだと思い、特に気に留めることもありませんでしたが、体が成長するのも、体力がつくのも、心機能の回復によって起きることなのだと、今回の検査を終えて改めて思いました。周りの同年代の子どもたちに比べるとまだまだできないことばかりの愛ですが、心臓の回復とともに、これから心も体も少しずつ成長していくことを願っています。
今日は近くの公園で、愛はどんぐりを夢中になって拾っていました。それは特別なことではありませんが、愛にとってはとても楽しい遊びだったようです。このように季節の変化を体で直に感じ感じられるようになったことを、私たち家族は本当に幸せなことだと思っています。この幸せを支えてくださる皆様に感謝し、これからも愛を大切に育てていこうと思います。愛の世話と看護に追われ、なかなかこまめに現状をお伝えできず申し訳ありませんが、これからも愛の成長と回復を温かく見守ってくださいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
光一・玲子