はな子が見ていた景色 | 吉祥寺 myhome life

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2014年に吉祥寺にマンションを購入するまでの奮闘記や、吉祥寺での現在の日々を綴っています。
2019年8月に自著「吉祥寺までの道のり アラフォー独身女性住みたい街にマンションを買う」(文芸社)を出版致しました。

吉祥寺のシンボルのひとつだったゾウのはな子が2016年5月26日に旅立ってから2年近くが経つ。

私も亡くなった週の土曜日に花束を持って動物園に向かった。

そしてその年の9月に行われたお別れ会には2800人が献花に訪れたそうだ。

 

今現在、もちろん動物園のゾウ舎にはな子は居ないが、散歩で動物園に行くといつもはな子がいた部屋や運動場を見るのが習慣になっている。

 

そんな中、先週いつもの散歩コースの途中でこんなポスターを見かけた。

なんと、はな子が居た運動場を一般開放するという。

はな子が居た運動場からはな子が見ていた桜を見てみませんか。というステキなコンセプト。

 

というわけで今日の午後散歩を兼ねて出掛けた。

桜のピークは終わったようだが、近所の桜はまだまだ見応えがある。

天気も良いし道中の野花もキレイ♪

動物園に到着し、ゾウ舎へ入るとちょうど東京芸大の学生によるミニコンサートが開かれていた。

はな子が見ていた桜はこんな感じでしょうか。

これははな子が落ちたことがある『モート』。思ったより深い。

出口付近には、はな子の食事を作る際に使用されていた冷蔵庫や調理台があった。

調理台の前の壁にはシールがたくさん貼ってあった。何だろうとよく見ると、バナナや缶詰に貼ってあったシールだった。飼育員さん達が食事の準備をする時に剥がしたものだろう。

はな子は野菜でも果物でも産地が変わると食べなくなることがあったと聞いたことがある。このシールの数は飼育員さん達の愛情の数なのかもしれない。

 

桜の季節にはな子が見ていた場所から桜を見ることが出来て感慨深いものがあった。

このイベントを知ることが出来たのも散歩中の偶然なので、改めて井の頭公園周辺に住んでいる幸せを感じた一日だった。