びっくりびっくり  カラパイア 2017/11/23

 

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イギリスがEU離脱請求書で「動物は感情を持ち、苦痛を感じる」というという条項を盛り込むことを否決。物議をかもす。

 
 
21世紀における研究では、動物はもちろん、甲殻類や魚も傷みを感じ、植物には知性や感情が備わっているという報告もあるが、それが人間の感じるそれと同じものなのかどうかはわかっていない。

 そんな中、イギリスの下院が、EU離脱交渉の為の離脱請求書の中に「動物は感情を持ち、苦痛を感じる」という条項を盛り込むことを否決したそうだ。

 これは、英マイケル・ゴーヴ環境相が発言したブレグジットでは動物の権利を優先するという公約を反故にするものと、動物の権利保護団体から批判を浴びている。
 
 

EUの動物福祉法は導入するも、動物の感覚については拒否

 2016年、イギリスではEU(欧州連合)離脱是非を問う国民投票が行われた。その結果、EUから離脱することになったのは記憶に新しい。そして現在、EU側とイギリス側が離脱に関する様々な交渉を行っている。

 動物福祉法の大半はEUに由来する。英政府は2019年3月からEU法を直接導入する責任を負っているが、動物の感覚性については拒否した形だ。
 
 英政府の発表によれば、投票に先立つ議論で、この件は2006年動物福祉法によって扱われていると論じられたという。
 
 

英国は動物福祉の先進国であるべき。国内で多方面から猛反発

 しかし英国動物虐待防止協会はこれに反論する。

 「国会がEU離脱後の法律に動物の感覚条項の盛り込みを拒否したことはショッキングだ」と同協会広報部のデビッド・ボウレル氏。彼によると、同法の対象となっているのは家畜のみで、しかも動物の感覚については対象外だという。

 「EUでは、動物が感覚や感情を持つ存在であると認めることが、動物の福祉向上に有効だった。英国が環境相が公約した離脱後に可能な限り広範な動物福祉法を制定するという目的を実現するつもりなら、言葉通りにやるべきだ」

 コンパッション・イン・ワールド・ファーミングの政策責任者ニック・パルマー氏は、「動物が感覚を持つ存在であるとみなされることを保証し損ねたら、英国は動物福祉の先進国であるとは見られなくなる」と話す。
 
 

動物は感覚も感情もある。英政府の決定に批判の声

 野生動物写真家のリチャード・ボウラー氏は自身が友情を育んだ地元の狐「ロージー」の写真を投稿し、政治家は動物が感じる「苦痛と感情」を無視していると批判する。
 
 
 「このご時世に、政府が動物を感情のある動物だとみなさないとはなんて時代錯誤だろうか」と彼。

 「家の愛犬に帰宅してただいまと挨拶したことのある人はいないのだろう。だが愛情を示してくれるのは飼われている動物だけではない。ロージーの写真を見てほしい。彼女は会うたびにこうやって挨拶をしてくれる」

 またこうも述べている。「科学はますます動物に知性と感情があることを証明しているが、この国の政府ときたら今でもそれを無視している。そうする理由は1つだけだ。それは動物を搾取することだ」

 

ヨーロッパでの動物保護の現状

 なお、動物の感覚は2009年、リスボン条約によってEU法に盛り込まれた。スウェーデンをはじめ、ヨーロッパ諸国では動物を守るための詳細な法律が存在している。スイスはEUには加盟していないが、先進的な取り組みを行っており、セキセイインコやモルモット、金魚など、もともと群れで暮らす動物を1匹だけで飼うと動物虐待と見なされ違法となる。
 
 
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