お猿サンお猿サン 産経WEST  2015.1.28

http://www.sankei.com/west/news/150128/wst1501280004-n1.html


過酷な医学実験から解放されたチンパンジー〝終の棲家〟 京都大熊本サンクチュアリ 「1人」と数えられる幸福ライフ




 有明海に面した熊本・宇土(うと)半島の一角に約60頭の類人猿が暮らす「京都大熊本サンクチュアリ」(熊本県宇城市)と呼ばれる施設がある。医学研究として平成18年まで行われていたウイルスの感染実験に使われるなど過酷な暮らしを強いられ、疲弊しきっていたチンパンジーの保護施設だ。京都大野生動物研究センターによる霊長類の研究機関として学術研究も行うが、運営方針はあくまでも「チンパンジーにダメージを与えない」。静かな〝余生〟を支える研究施設の実態に迫った。(前田武)

 

■ 穏やかな〝余生〟

 

 熊本サンクチュアリの敷地は東京ドームのグラウンド3個分ほどにあたる約3・3ヘクタール。敷地にある3つの飼育棟や屋外の運動スペース、鉄骨を組み上げたタワーなどが彼らの生活空間だ。ここでいま、56頭のチンパンジーが暮らす。

 

 多くは昭和50年代ごろにアフリカから医療感染実験のために輸入されたチンパンジーたち。チンパンジーは人間とDNA配列の約99%が同じで病気も共通のものが多く、大学の研究機関や製薬会社でウイルスに感染させる実験などに使用された。

 

 当初は肝炎ウイルスなどの感染実験が行われ、後には胚性幹細胞(ES細胞)を作製するために卵子を採取されることもあった。・・・




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