クラスでクリスマスプレゼント交換 | オーストリアで暮らしてみたら

オーストリアで暮らしてみたら

同い年の夫と息子(12歳)の三人暮らし。
数年前にオーストリアへ移住しました。主婦の目線から日常で本当に使えるドイツ語と英語のフレーズをエピソードを交えながら綴っています。
TOEIC905点英検準一級(移住前)

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こんにちは!

 

昨年の今頃の時期。

 

我が子がクリスマス柄でラッピングされたものを持ち帰った。

 

子:「はい、ママ、これ。」

 

ワタシ:「えっ どうしたの? 誰かからもらったの?」

 

子:「うん、レオン(仮名)から。」

 

レオンは、我が子のクラスメイト。

 

でも、プレゼントくれるような仲じゃない。

 

ワタシ:「えっ どうしてレオンはあなたにくれたの?」

 

子:「Herr Professor Müller(担任)が、クラスでプレゼント交換しましょうって。

 

くじを引いて、レオンは僕にプレゼントすることになったから。

 

だからもらった。」

 

聞いてないよ~

 

という事は

 

ワタシ:「アナタは誰にあげることになってるの?」

 

子:「リヴィアだよ。」

 

ワタシ:「ちなみに予算設定は?」

 

子:「2ユーロだって。」

 

2ユーロ!?

 

ワタシは当時、すごくナーバスになっていた。

 

今考えたらそんなに必死になる?と自分で自分を笑ってしまうが

 

我が子のクラスメイトは、

 

大半が親からの絶大な影響を受けて

 

「アジア人は貧乏」だと思っていた。

 

入学当時、我が子がヤオゼ(Die Jause 午前中の休憩時間に食べる軽食 サンドイッチとか野菜スティックとか果物とか)

を持ってこないのをみて

(注 ヤオゼはオーストリア特有の言い回しなのでドイツでは使われない)

 

 

「タローは貧乏だからヤオゼを持って来れない。」

と思いこんでいたクラスメイトたち。

 

ワタシはただただ悔しかった。

 

悲しかった。

 

 

評価を覆すには、ひとつひとつクオリティーが高いものをアウトプットしていくしかない、

 

幼稚園時代、小学校時代とやってきたように。

 

 

 

ワタシ:「タロー。こういうのはきちんと教えてくれてないと準備できないからさ。。。」

 

子:「ご、ごめん。」

 

ワタシ:「いいけど。で、リヴィアはどんなものが好きな子なの?」

 

子:「知らない。ほぼ話したことないし。」

 

何が好きか分からない子にプレゼント。。。

 

予算2ユーロってところが、これまた悩ましいんだよね。

 

日本円にして約300円。

 

文房具とかお菓子だよね、きっと。

 

我が子もプレゼントの中身はオレオのクッキーだった。

 

ということで、まず文房具は日本から持って来ていたシールの中でも

 

コンサバなリヴィアにも使ってもらえそうなシーリングシールと

 

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あと、なにか入れたと思うのだけど、思い出せない。

お菓子はカントリーマアムにした。

 

カントリーマアムってね、外国人に人気なんですよ。

 

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それを上記のようにラッピングした。

 

クールなリヴィアの反応は、ただ「ありがとう」だったという。

 

でも我が子がリヴィアに渡した時、周りの女の子がざざーっと集まって来たそう。

 

 

そして、今年。

 

要領は掴んだ。

 

今年のプレゼントを贈る相手は、K(男子)とのこと。

 

更に、何故か予算が3-10ユーロの間になっていた。

 

日本のお菓子でと思っていたら、9月に2カ月かけて送った船便の中のチョコレートが

 

残暑のあおりを受けて、使い物にならないくらい原型をとどめてなかった。。。

 

きのこの山が、きのこの塊になってたよね。

 

ポッキーも全部くっついてた。

 

う、うそでしょ―

 

 

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結局、日本のお菓子はフェットチーネグミとハイチュウにした。

 

メインのプレゼントは、ちょうどロンドン出張だった夫に頼んで

 

ヒースロー空港で6色ボールペンを買って来てもらった。(4ポンドくらい)

 

更に、夫がお土産で頂いてきたフェレロのチョコレートを1袋入れた。

 

そして出来上がったのがこちら。

 

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子:「ママ、ママ、そんなに気合入れなくていいから。

 

もう、Kには何をやっても意味がないから。」

 

我が子は何かしら悟っておる。

 

でも、ワタシにも意地がある。

 

見栄がある。

 

ワタシ:「うん、分かってる。でもね、ママ、やりたいの。

 

だからやらせて。」

 

 

結果、Kはとっても喜んでくれたらしい。

 

ちなみに、我が子はまだもらっていない。

 

期限は来週の金曜日まで。

 

果たして、忘れられることなくもらえるのだろうか。。。

 

サウロロフス