こんにちは!
昨年の今頃の時期。
我が子がクリスマス柄でラッピングされたものを持ち帰った。
子:「はい、ママ、これ。」
ワタシ:「えっ どうしたの? 誰かからもらったの?」
子:「うん、レオン(仮名)から。」
レオンは、我が子のクラスメイト。
でも、プレゼントくれるような仲じゃない。
ワタシ:「えっ どうしてレオンはあなたにくれたの?」
子:「Herr Professor Müller(担任)が、クラスでプレゼント交換しましょうって。
くじを引いて、レオンは僕にプレゼントすることになったから。
だからもらった。」
聞いてないよ~
という事は
ワタシ:「アナタは誰にあげることになってるの?」
子:「リヴィアだよ。」
ワタシ:「ちなみに予算設定は?」
子:「2ユーロだって。」
2ユーロ!?
ワタシは当時、すごくナーバスになっていた。
今考えたらそんなに必死になる?と自分で自分を笑ってしまうが
我が子のクラスメイトは、
大半が親からの絶大な影響を受けて
「アジア人は貧乏」だと思っていた。
入学当時、我が子がヤオゼ(Die Jause 午前中の休憩時間に食べる軽食 サンドイッチとか野菜スティックとか果物とか)
を持ってこないのをみて
(注 ヤオゼはオーストリア特有の言い回しなのでドイツでは使われない)
「タローは貧乏だからヤオゼを持って来れない。」
と思いこんでいたクラスメイトたち。
ワタシはただただ悔しかった。
悲しかった。
評価を覆すには、ひとつひとつクオリティーが高いものをアウトプットしていくしかない、
幼稚園時代、小学校時代とやってきたように。
ワタシ:「タロー。こういうのはきちんと教えてくれてないと準備できないからさ。。。」
子:「ご、ごめん。」
ワタシ:「いいけど。で、リヴィアはどんなものが好きな子なの?」
子:「知らない。ほぼ話したことないし。」
何が好きか分からない子にプレゼント。。。
予算2ユーロってところが、これまた悩ましいんだよね。
日本円にして約300円。
文房具とかお菓子だよね、きっと。
我が子もプレゼントの中身はオレオのクッキーだった。
ということで、まず文房具は日本から持って来ていたシールの中でも
コンサバなリヴィアにも使ってもらえそうなシーリングシールと
あと、なにか入れたと思うのだけど、思い出せない。
お菓子はカントリーマアムにした。
カントリーマアムってね、外国人に人気なんですよ。
それを上記のようにラッピングした。
クールなリヴィアの反応は、ただ「ありがとう」だったという。
でも我が子がリヴィアに渡した時、周りの女の子がざざーっと集まって来たそう。
そして、今年。
要領は掴んだ。
今年のプレゼントを贈る相手は、K(男子)とのこと。
更に、何故か予算が3-10ユーロの間になっていた。
日本のお菓子でと思っていたら、9月に2カ月かけて送った船便の中のチョコレートが
残暑のあおりを受けて、使い物にならないくらい原型をとどめてなかった。。。
きのこの山が、きのこの塊になってたよね。
ポッキーも全部くっついてた。
う、うそでしょ―
結局、日本のお菓子はフェットチーネグミとハイチュウにした。
メインのプレゼントは、ちょうどロンドン出張だった夫に頼んで
ヒースロー空港で6色ボールペンを買って来てもらった。(4ポンドくらい)
更に、夫がお土産で頂いてきたフェレロのチョコレートを1袋入れた。
そして出来上がったのがこちら。
子:「ママ、ママ、そんなに気合入れなくていいから。
もう、Kには何をやっても意味がないから。」
我が子は何かしら悟っておる。
でも、ワタシにも意地がある。
見栄がある。
ワタシ:「うん、分かってる。でもね、ママ、やりたいの。
だからやらせて。」
結果、Kはとっても喜んでくれたらしい。
ちなみに、我が子はまだもらっていない。
期限は来週の金曜日まで。
果たして、忘れられることなくもらえるのだろうか。。。
サウロロフス