怒鳴る数学教師 | オーストリアで暮らしてみたら

オーストリアで暮らしてみたら

同い年の夫と息子(12歳)の三人暮らし。
数年前にオーストリアへ移住しました。主婦の目線から日常で本当に使えるドイツ語と英語のフレーズをエピソードを交えながら綴っています。
TOEIC905点英検準一級(移住前)

こんにちは!

 

 

オーストリアの地元中学に通う我が子。

 

当たり前ですが授業は全てドイツ語です。

 

オーストリアの教育システム、小学校は4年生まで。

 

その後は、ギムナジウム(大学進学コース)へ行くかミッテルシューレ(その他)へ行くかで進路が異なります。

 

ウィーン州はギムナジウム進学率が約50%と聞いたことがありますが、我が州は約25%です。

 

日本では小5に該当する我が子。

 

先月から新学期が始まり(欧米は9月が新学期スタートです。)、地元中学では中2になりました。

 

算数の進度は概ね日本と同じ。

 

先日、最小公倍数、最大公約数の学習を終え、分数の計算に入りました。

 

クラスメイトでもう訳が分からなくなっている子もいるそうです。

 

 

 

去年担当してくれた先生(女性)が他の学校へ移ってしまったため、別の数学教師(女性)が担当になりました。

 

ワタシとしては出来れば変わらないで欲しかったんです。

また面談(1年に2回程、面談できる機会があります。)で「英語でお話しさせて頂いても構いませんか?」から始めないといけないので。。。

 

この数学教師、我が子からすこぶる評判が悪い。

 

我が子曰く、「放置」らしい。

 

前の先生ほど丁寧に教えてもらえないのかな?

 

でもクラスメイトの男の子たちは、現在の先生の方が良いそうです。

 

彼ら曰く、前の先生は「意地が悪かった」そう。

 

うーん、色々な意見があるようでしばらく様子見ですね。

 

先日の算数の授業でのこと、

 

クラスメイトのヨハンナが授業に全くついて行けてなくてノートが白紙だったらしい。

 

この数学教師が気づいて、ヨハンナを叱咤。

 

教師:「どうして何も書いてないの⁉️」

 

ヨハンナ:「全然分からなくて。。。」

 

教師:「分からなかったら聞かないとダメでしょうが⁉️」

 

ヨハンナ、ますます萎縮。

 

我が子からこの話を聞いて、

 

あー ヨハンナがこの先生に質問することは今後一切ないのではないかと思った。

 

ヨハンナは、分からないところがどこなのかが分からない

ところまで来ているにではないか?

 

そうなったら

 

「全然分からない」としか表現しようがない。

 

「○○のところが分からなくて~」と聞ける子はまだいい。

 

どこが分かっていないかが自分で分かっているから。

 

先生って万国共通。

 

「分からないところがあったら聞きなさい」と言うくせに、

 

本当に「分からない」と言ったら怒り出す。

 

理不尽の極み。

 

子供たちは二度と怒られないように、

 

クラスメイトの前で恥をかかされないように、

 

二度と質問はしない。

 

宿題の答えを写し合う。

 

 

 

 

親が気づいた時は、、、、

 

 

 

 

 

きっと手遅れ。

 

 

 

 

 

 

 

 

留年が待っている。

 

 

 

 

 

来週、算数は小テスト。

 

翌月は、中2になって初めての定期テスト。(die Schularbeit)

 

昨年のような、

「ワタシ(もしくはオレ)はMathe(マテ 算数)が得意なの!」

のようなセリフは全く聞かない。

 

静かに、ただ静かにテストが近づいてくる。

 

 

サウロロフス