ベリーフェイバリットのきんしサウナ。
改装で館内はキレイになったけれど、浴場には以前のいなたさとかアナーキーさとか、いい感じの枯れた空気がまだ残っている。
そして、先日のさらなる改装で外気浴が!!
施設情報は過去記事も併せてご参照ください。
清潔感:きれい 歴史を感じる古い部分も残っている 7点
お風呂:漢方薬湯の大風呂ひとつ 5点
客層:平日昼 3,4人の紳士 とても穏やか 10点
営業時間:24時間営業
料金:2時間1100円
昼間の見慣れた光景だ。
きんしサウナが、サウナ施設が日常を取り戻しつつあることを実感できて嬉しい。
我々サウナLOVERはこの流れを止めることにならないようにサウナしていきたいですね。
名物120℃サウナ室はストロングスタイルの薫りと体にビリビリくる熱が超快感。ストーブ上の石は白く燃えている。
完璧な低湿で、ザ・ドライサウナという空気が病みつきになります。
昼帯はテレビオフがデフォルトなのかな、静かに汗を掻けて尚好きです。
老紳士が「こんなご時世にサウナなんてあんたも好きね」みたいな感じで話しかけてくれて、
外界では東京アラートが発動したり、巨大なデモが起きたり、エンターテインメントが消滅したりしていると教えてくれる。そういえばフジロックも中止になったんだよな、何か今夏の生きがいを別で見つけなければ。
この先世の中どうなっていくのかな、そもそもぼくは一体全体どこへ向かっているのかな、などと馬鹿な考えがぼんやり浮かんで心に薄く靄が掛かる。
といっても、全身カリカリに焼かれて整いはじめればそんな靄なんぞは汗とともに蒸発して壁に吸い込まれてしまうのだけど。
サウナ室って、こういう我々おっさんの勝手でどうでもいい考えや悩み、ため息や笑い声が浸み込んでいるんですよね。
壁や雛壇の汗染みに威厳を感じるな、いつも受け止めてくれてありがとう。
サウナ室を出ると目の前にはこちらも名物、浴場のほとんどを占める大きな水風呂が広がっている。美しい。
先日の改装で地下水を天井からシャワー状に落とすようにしている。飛沫や音がとても心地いい。
店のブログによると、
"120℃カラカラ砂漠に突如現れたオアシス、
天からは恵みの雨、、、"
というイメージらしい。最高すぎる。
地下水掛け流しの水風呂。水温そこそこでいつまでも浸かっていられる感じの味わいが非常にナイスで大好きです。
柔らかいバイブラに包まれて、焼けた肌が歓喜している。
もうひとつ、先日の改装で生まれた最高のモノがある。
一旦脱衣所に出て階段を上がるとトレーニングルームと、この素晴らしい外気浴スペースが。
外気浴を溺愛しているぼくとしては本当に嬉しい。
アップデートを繰り返す店の意欲に感謝感激であります。
もともと外気浴出来なくても来たくなる、それくらい大きな魅力をぼくはきんしサウナに感じているのだけど、さらに好きになっちゃう。
静かで穏やかな浴場、柔らかい水風呂。
業火のサウナ室との対比にグッときます。
深く整いました。
ととのう率:90%