パリ郊外の温泉リゾート地「アンギャン・レ・バン」の高級スパ。

綺麗な館内は水着着用、半混浴となっている。



https://www.hotelsbarriere.com/fr/enghien-les-bains/soins-sports-spa-diane-barriere.html


 

採点者 : モヒカンサウニスト

サウナ : 体感80℃前後の湿度多め。体感結構熱め。2段シートTV無しBGM無し無音。キャパ6〜8人サイズで小さめ。セルフロウリュあり。ハマム(スチームサウナ)もある。9点
水風呂 : 鉱泉のデカいプール25℃を水風呂として使用。熱湯。3点
休憩 : 外気浴スペースにデッキチェア15脚ほど。9点
清潔感 : 海外にしては綺麗にしている。8点
お風呂 : 温泉プール。7点

客層 : 意識高めのフランス人、観光客等。ほとんど白人、黒人チラホラ。アジア人はゼロ。16歳未満入場不可。7点
営業時間 : 8:30-21:00

値段 : 61ユーロ


 

総評 : 

デモで盛り上がるパリでサウナ視察して参りました



なにやら凱旋門やらシャンゼリゼ通りとかは大変な事になっていたらしいけど、そもそもそういう観光地にはあまり興味が無いので問題無し

頭の中は初のフランスサウナの事で一杯である


しかしパリのサウナ探しはなかなか難航する事となる

ググっていくとハマムというトルコ式のスチームサウナばかりが出てくる上に、そのほとんどが女性専用なのだ!

これは女性読者には朗報、フランスは女性のサウナ好きに優しい国であった

日本とは真逆ですね


そんなこんなでなんとか探し当てた今回の目的地はパリ郊外の為全くデモの影響を受ける事なくサウナへ向かう



向かったのはパリ中心部から電車で15分のアンギャン・レ・バンという温泉リゾート地帯

湖を中心にカジノもあったりして正にリゾート地といった雰囲気、デモとは無縁の平和な空気に満ちている


うーんナイスロケーション、ここでテントサウナやりたい

電車の乗り方がよくわからなかったので海外での強い味方、uberを利用


30分くらいの道のりを紳士なおっちゃんに連れてってもらいました

20kmで25ユーロくらいだったかな、日本のタクシーより全然安い


辿り着いた当施設はホテルと併設された高級スパといった趣きで、日本でいうとペニンシュラ東京のような感じというとわかりやすいだろう、行った事ないけど


早速入館すると綺麗でゴージャスな雰囲気


フロントの綺麗なお姉さんに拙い英語で話しかけるとなんとか通じて受付完了

フランスではあんまり英語が通じないという話を聞いたことがあったけど、今回の旅ではほとんどのフランス人に通じたように思う

そして入館料はなんと61ユーロ!
約¥7,800である!

これは高い、世界屈指の高級サウナと言っていいだろう
しかもマッサージ等のサービスは無し

東京屈指の高級サウナ、アダム&イヴでも2回分の料金だ

というのも当施設はジムも使い放題だったりするのでこの値段らしい

そういえばサウナ錦糸町はジム付きで2時間¥1,000だったな、という事をふと思い出した


フロントではリストバンド、バスローブ、バスタオル、フェイスタオル、サンダルが支給された

それらを持ち男性ロッカーへと移動、カギはアスティル等でおなじみ「リストバンドをセンサー部分にタッチ方式」である


とりあえず導線も何もわからない状態なので初めて施設での必殺技「他の客の動きをマネする」を実行する事に

先客のおっちゃんをロックオン、すると服を脱ぎ水着に着替えている

ほう、海外サウナにありがちな水着着用パターンか

こんな事もあろうかと海外に行く時は常に水着を持参している私に死角は無い

当然ココにも持ち込んでいたので着替えつつおっちゃんの動きを観察する

するとロッカー室内のシャワーを浴びて上の階に移動

私も同じようにシャワーを浴びてガウンを羽織り上の階へ


ここはフィンランド系サウナとハマム(スチームサウナ)が男女別にそれぞれ有り、プールエリアは混浴となっている

早速ガウンを脱ぎ捨てサウナ室へと入室


薄暗い室内は体感80℃前後で湿度多め、ストーブ脇にはセルフロウリュセットがスタンバイ

フィンランド系のセッティングで心地よい熱さだ

早速ロウリュをかまそうかと思ったが先客に筋肉ムキムキの黒人がいたので躊躇しているといきなり話しかけてきた

ちなみにフランスは挨拶を重んじる文化があるらしく、お店のレジの人やエレベーターで同席した人、街中であってもパリっ子は目が合えばすぐに話しかけてくる

これを無視するのはマナー違反らしいので、紳士の私は唯一知っているフランス語のボンジュール&メルシーでなんとか対応してきた

この黒人にも笑顔でボンジュールと対応し、後は適当に相槌をうって流していた


しかしここで深刻な事実が発覚する

おそらくこの黒人は重度のワキガであり、サウナ室内がまあまあ臭いのである!

しかもどこか懐かしい臭さ、これはハマジ(仮名)と同じニオイだ!

ハマジというのは私が昔やっていたスラッシュメタルバンドのドラマーであり、ワキガとしてその界隈で有名であった

私達が当時利用していたリハスタはドラムの真上にエアコンがあり、いつもスタジオ内がカオスになっていた事を思い出した

ワキガのニオイにも色々ジャンルがあると思うけどフランスの黒人とハマジが全く同じニオイとはなかなか感慨深い、あいつには黒人系のルーツがあったのか、足も速かったし

ちなみにサウナは体臭に効果があります


そんな事を思い出している内に黒人が退出し1人になったので満を持してロウリュを堪能する事に

ジュワーっというナイスサウンドと共に体感温度が上昇、室内が素晴らしいコンディションへと変化していく


バッチリ仕上がったところで水風呂へ、と行きたいところだがいくら探してもそれらしきものが見当たらない、、

その代わりに2つのプールがあり、片方が25℃、もう一方が35℃となっていたので25℃の方を水風呂がわりに利用する事に


この2つのプールは「ONSEN」と名付けられておりなにやら鉱泉(冷たい温泉)らしい

早速浸かると当然ながら熱湯、25℃ではのぼせてしまう

折角なので軽く泳いだりしつつ早々に外気浴へ


開放感バツグンのナイス外気浴スペース!

気温は8-10℃くらいだったかな?寝そべるとじんわりと身体が冷えてくる

パリっ子には外気浴の良さがわからないのか外に居るのは私だけ

他の客はほとんどが白人でちらほら黒人がいる程度、アジア人は1人も居ない

「こんな寒い中外に居てあのアジア人頭おかしいの?」という視線を感じるがそんな事は関係ない

アラいいですねの波がやってきてしっかりととのいました

寒空の下での外気浴は最高ですね


もう一方のプールはこんな感じでジャグジー的な雰囲気もある


これもなかなか気持ち良い 


そしてハマムにも一応入りました


こちらは普通のスチームサウナといった具合で特筆すべき点は無し

男ハマムなのになぜかおばちゃんが入ってたな〜

男女に別れているのはあんまり関係ないのかな?


皆思い思いにサウナやONSENを楽しんでいるようだ



パリの中心部はデモで危険な事になっているけどサウナの中では皆裸、サウナは世界で一番平和な場所なのだ


という事を改めて噛み締めながら帰国の途につくのであった

 


ととのう率 : 70%




お待ちかね!今日のフィンランドメタル フレンチメタル


その日のサウナに合ったフィンランド産メタル(フィニッシュ・メタル)を紹介している大人気の当コーナーですが、今回はフランスという事でフレンチ・メタルをご紹介します


本日は、、、

Heavenly - Evil



さて今回はフランスという事でヘヴンリーでしょう!

メロスピ好きにはすっかりお馴染みのバンドだと思いますが、ドラゴンフォースのベースがやっていたバンドと言うとわかりやすいでしょうか。

本日の曲はそんな彼らの良さがふんだんに発揮された曲です!

イントロからクサいフレーズで最高ですね〜!

ボーカルも程よくディストーションボイスでカッコよいです。



 


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