サウナ祭りに参加してきました。

あらかじめ言っておきますが

控えめに言っても最高の祭りでした。


既に上がってるヒモさんモヒカンパイセンの記事で大体の事は語り尽くされちゃってるので

大体の内容がカブってますが


そして、最高の体験というのは僕の拙い文章や写真だけでは1/3も伝わりませんが


少しでもこの感動、感謝感激が伝われば幸いでございます。


https://www.fsc37.com/jsf


採点者 : サウニスト虚弱

サウナ : 

※全てセルフロウリュ可、TV、BGM無し


フィンランドサウナ(本館内電気式サウナ)→温度計60〜75度、温度、湿度はセルフロウリュによりコントロール、MAX10名程。 10点


別館フィンランドサウナ(電気式サウナ)→温度計未確認。体感的に本館より優しめな印象。温度、湿度はセルフロウリュによりコントロール。1〜3名ほどのコンパクトな作り。 10点


サウナコタ(薪サウナ)→温度計未確認、体感60度〜70度くらい?薪の良い匂い。大使直々のロウリュを体験、MAX8名程。 10点


テントサウナ(薪サウナ)→大小さまざまなテントサウナ。電気ストーブや小屋に比べると温度調整が少し難しいけど、コツさえ掴めば結構な発汗も可能。 9点


サウナトースター(移動式薪サウナ)→日本初のサウナカー。外見はコンパクトだけど詰めれば10人くらい入る。ストーブが素晴らしく、体感温度は会場内のサウナで一番高いのでは?池田晶紀氏による本場仕込みのロウリュ&ウィスキングを体験。 10点+


水風呂 : 

本館内風呂→水温計無し、体感7〜8度程?コンパクトな浴槽に水道水掛け流し。そもそも水道水の水質が最高。更にヴィヒタが浮かんでいたり。 9点


露天水風呂→湖の水を汲み上げて張ったプール。水温計無し、体感2〜5度程。朝晩はフチが若干凍っていた。冷たくて素晴らしい。 9.5点


湖→水温計無し、体感2度〜3度程。半分凍っている。ここで水質の事を言っては野暮ですが、そのまま飲むとさすがにお腹を壊すかも。とにかく冷たくて素晴らしい! 10点+


休憩 : 最高の外気浴。ベンチやデッキチェアーからその辺の原っぱ等、休もうと思えばどこでも。超気持ち良いけど調子に乗ると風邪を引くかも。 9点


清潔感 : 何をもって清潔とするか…そもそも、ここで清潔感の事を言っては野暮ですが、ゴミが散らかる事もなく、綺麗だったと思います。 8点


お風呂 : 無し、シャワー有り。


客層 : 日曜昼間〜夕方にかけて。客付き8割〜9割程。早い時間の方が空いている。年齢層は子供からおっさんまで様々、思ったより女性率も高い。基本、紳士淑女の集いという様相だが一部、アスティルのガウンを着た集団が要所要所で、色んな意味で目立っている。 8点


営業時間 : 2017年3月5日10:00〜18:00


値段 : ¥3,700(中学生以下無料)

 

総評 : 

2017.03.05

第2回日本サウナ祭り in フィンランドヴィレッジ


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会場のロケーションが
まんまフィンランドの湖畔でテンションがぶち上がりますね。

行った事ないけど

主だったサウナ界(以下、サ界)の重鎮たちが一堂に会する年に一度のサウナの祭典。

一般客参加型というのは今回が初めてとの事ですが
そんな重鎮たちといきなりの対面を果たす。

生大使に生頭巾ちゃん…
緊張でおしっこちびりそうです。

それにしても皆さんもの凄く良い人達で
我々みたいな若輩者と気さくにお話しをして下さって…

もうこの段階で8割がたととのっちゃってますが、まずは本館フィンランドサウナへ

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サウナ室の扉を開けた時点で完全にととのっちゃったのでもう帰ろうと思いましたが
本当に帰ってしまってはもったいないですね。
早速セルフロウリュで温度、湿度を好みの具合に上げさせていただく。

素晴らしい!

水風呂は、小さめの浴槽にヴィヒタを浮かべて…

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水道水掛け流しですが、そもそも水道から出てくる水質がかなりのもの。
水温は当然シングル。

素晴らしい!

水風呂から出て、最高の外気浴。


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湖の水を汲み上げた露天水風呂もあり

水温は当然シングル中のシングル。

素晴らしい!

ととのいすぎちゃったのでもう帰ろうと思いましたが
本当に帰ってしまってはもったいないですね。

サウナコタでは薪サウナを初体験。

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何とサウナ大使タナカカツキ先生直々のロウリュ&アウフグース。

軽快なトークに
優しい蒸気に包まれて気分はすっかりフィンランド。

行った事ないけど

テントサウナでは、薪ストーブでのセルフロウリュに初挑戦。

これが、結構難しいんですね。

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そんなに大きくないストーブだと
温度を上げよう!と水を沢山掛けてしまうと
サウナストーンが冷えてしまって
そうなると当然、追加で水を掛けても

「ジュワ〜」

というロウリュサウンドが聴こえなくなってしまい
室内温度&湿度の低下を招く。

再び石が熱されるまでには時間を要する。
薪のお世話もしないといけないし。

石との対話が必要。

押してばかりではダメ、時には引いてみる
焦らずにじっくりと

ひとりよがりな行為では途端に冷めてしまう

ちょっと恋愛に似ていますね。

彼女いないけど

上手くコントロール出来るようになってくると
いい感じに発汗出来るし
逆に敢えてそこまで温度を上げずにまったりと休憩する事も出来る。

テントサウナ、欲しくなってきた。

会場内に複数設置されたテントサウナの中で
個人的に特に気に入ったのは本館裏のこちら。

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中が広々としていて居心地が良かったです。

会場メインエリアの方に人が集中する傾向にあり
特に序盤戦は人の出入りが少なかったので
憩いの場として利用させて頂きました。

全国から集いしサウナファンの皆様、サウナ施設関係者の方々と、のんびり色んな人とお話が出来て面白い。

「もう一杯掛けても良いですか?」
「薪はいいですねぇ」「神聖な気持ちになりますねぇ」
なんて憩っていると、

「あーっ!濡れ頭巾ちゃんすかーっ!うfゔぁlんかf;いおあ’ぱととのったー!」

「おいっ!素人だと思われるじゃねーかよっ!お前タココラ!何こらタココラ!ゔぉいpじゃえおいくあ「p−おおいうgととのってねーなーっ!」

と、何やら外が騒がしい。
一体何事かと思ったら、
アスティルのガウンを着たバカそうな集団にモヒカンパイセンが濡れ頭巾ちゃんと間違われて絡まれていました。

神聖な気持ちが台無しである。

アスティルの浴室内で遭遇したらと思うとゾッとしますが、
幸いここは広大なフィンランドヴィレッジなので
なるべく距離を取って行動する事にしました。
こういう輩にはなるべく関わらないのが吉。

別館、
サウナ音楽家とくさしけんご先生常駐
とくさし喫サ店内にあるサウナは1人〜3人用。

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こちらはまさにフィンランドの自宅サウナくらいのサイズ。

フィンランドに自宅ないけど

静かに落ち着いて自分との対話を…

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逆に刺激的だったのは
こちらのサウナトースター

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窓から湖が一望出来ます。

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そしてこのストーブがかなりご機嫌

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室内の容積が小さいおかげで
セルフロウリュでもかなり発汗出来るのですが

サウナトースターの真骨頂は

サウナカメラマン池田晶紀先生によるエストニア式ロウリュ&ウィスキング。

両手に持ったヴィヒタを鬼神の如く振り回し、ストーブ(石)に、室内に水をガンガン撒き散らし、客の背中をぶっ叩きまくる。
一見乱暴だけど、最早熱いのか寒いのか痛いのかすら判らなくなってくるけど
(瞬間体感温度は箱根湯寮のそれか、それ以上だったかも?
でも超気持ち良いんですよ!)
実のところかなり緻密な計算、確かな経験に基づいた本場仕込みの技なのです。

10分弱のウィスキングを終えた室内にはヴィヒタの葉っぱが散乱
どれだけ激しいパフォーマンスだったかを伺い知る事が出来る。

そんなサウナトースターは人気スポットと見えて順番待ちが出来ることもしばしば
池田先生は衰えないハイテンション&絶えない笑顔でロウリュ&ウィスキングを提供し続けていた。

本当に頭が下がります。ありがとうございます。

バッチリ戦えるコンディションになったところで、
いざ湖へ!

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半分凍っている

水温は当然シングル中のシングル。

素晴らしい!

体感&いろんな話を総合すると2〜3度といったところかな?
僕のサウナ歴(以下、サ歴)の中では間違いなく1番冷たく
調子に乗って深いところまで行ってしまうと手足が麻痺して岸まで戻れない&周りも助けに行けないレベル。
YOSHIKIならキレてアルバム制作を放棄するレベル。

「水風呂は冷たければ冷たい程良い、凍る直前が1番良い」

とフィンランドでは言われているような気がすが、己の身を持ってその通りだ、と実感。

嫉妬、懐疑心、エッチな気持ち…
雑念は頭の中から消え去り
まさに涅槃の境地!

まさにフィンランド!

行った事ないけど

いや、行った事にしてしまっても許されるのでは、というレベル

まずい、このままではととのい死んでしまう
という事で

本館2階の
「スナックぬれずきん」に緊急退避。

カウンターの中には濡れ頭巾先生(本物)が!

濡れ頭巾先生オリジナルカクテル「しきじ」をいただく。

白ワインをベースにした
先生曰く、
「しきじの水風呂をイメージした」
というカクテル

飲んでみると確かに、
甘過ぎず、強過ぎず、シャッキリとした後味で
そんな気がしないでもない、いや、します。

サウナブログの大先輩として、為にしかならない貴重なお話を伺ったり
大使たちのトークショーに耳を傾けていると
隣の席にトントン先生がいらっしゃって、頭巾先生との貴重な2ショットを拝むことができたり

途中、濡れ頭巾ちゃんが席を外されて無人になったカウンターの中にヒャダインこと前山田健一氏が乱入立ってハイボールを量産し始めたり

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更にトークショーを終えた大使も参戦

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そこに
「氷とソーダが足りないですよね?」と補充しに戻ってくる濡れ頭巾ちゃん。

何なのだ、この、あんまり現実味の無い光景は…

カクテル「しきじ」とハイボールのチャンポンで
いい感じに酔いが回ったところで「スナックぬれずきん」を後にして
テントサウナ→本館フィンランドサウナで仕上げることに。

フィンランドサウナで静かに目を閉じて、厳かに、今日1日を振り返っていると、向こうの方から

…た♪!とーとのった♪!とーとのった♪!と〜とのった♪!と〜とのった♪!ゔぉあほだ「おいあp「おお;lk

何事かとサウナ室の窓から外を伺ってみると
アスティルのガウンを着たバカそうな集団が奇声を上げながら珍妙な動きで近付いてきて、通り過ぎて行った。

台無しである。

今すぐにそのガウンを脱いで、
1日中テントサウナの薪の世話をして下さっていたアスティル支配人の方に土下座して謝罪しろ!
と思いましたが

まぁ、年に一度のサウナ祭り。
こんなお祭り野郎共が一組いるくらいが丁度良いのかも知れません。
アスティルのガウンさえ着ていなければ。
そして、もし二組いたらと思うとゾッとしますけどね…。


何だか最後の締めがバカ集団の話になってしまったのがちょっと癪ですが

1日を通して
まだまだサ歴も浅く素人同然の僕にとっては
初めての経験ばかりで、凄く刺激的だったし超勉強になりました。
サ界はまだまだ知らない事だらけ。
精進します。

FSCはじめ運営関係者の方々、夢のような1日を本当にありがとうございました!

来年のサウナ祭りを心の拠り所に、これから1年を生きていこうと思います。