フジロックのピラミッドガーデンに建つ魅惑のピラミッド型スウェットロッジ。
豆電球ひとつない暗室で大量の蒸気を浴びて深い瞑想状態と整いを得られます。
苗場の大自然での外気浴も当然最高です。



採点者:サウニストヒモ



サウナ:スウェットピラミッド…8人定員 完全な暗闇 1セット30分の一本勝負 ハーブ水2Lペット2本分のロウリュ 素晴らしい 10点

水風呂:無し 冷水シャワーあり そばに川あり 4点

休憩:見渡す限りの雄大な外気浴ゾーン 芝生・森・川原など各種あり 10点

清潔感:野外だけど専用の更衣テントがあり女性にはうれしい配慮なのでは 8点

お風呂:無し

客層:男女半々 問題なし 10点

営業時間:12:00〜14:00(1日4セット)

料金:1セット500円の予約制(フジロック入場券が必要)


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総評:ピラミッドガーデンはメインのステージからは遠い場所に位置していて喧騒から離れてチルアウト出来るおおすめエリア。アレックス・ピーターソンのアンビエントセットでは気持ちよく意識失いました。今年からキャンプ券を持っていなくても入れるようになっています。


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肝心要のスウェットピラミッド、サウナではなくスウェットと銘打たれている。スウェットロッジとはインディアンが治癒や浄化の儀式を行う発汗小屋aka蒸風呂のことなので、ジャパニーズスパ施設とは違う、サウナ行為の精神性や厳かな雰囲気を大切にしているのであろうことがネーミングから伝わってくる。
予約制で水着など濡れてもいい服装で入室するかたちになります。

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扉を開けて入口を覆う毛布を捲ってピラミッド内部へ、左右のベンチに4人ずつで座る。毛布と扉を閉じると中は何も見えない。完全な暗闇である。素晴らしい、間違いなく整うともうこの時点で確信を得てしまいます。
室内中央にある焼き石は、1回目富士で半分中止になりながら行われたフジロックが根付いて続いていること(今年で20回目)へのリスペクトから富士の溶岩を使用しているのだという、いい話だ。ハーブ水が注がれ立ち昇る蒸気を全身で頂く、体感温度の上昇具合も良くなかなかの熱気でとても気持ちいい。
スタート後は途中退室は許可されるが再入室は不可、30分で1セットというロングセット。時折空気の対流を起こしてもらいながら閉ざされた真っ暗な空間でロウリュがじっくりと続けられていく。最高です。
予約制で1日4回としているのは、インディアンの儀式が4ラウンドまで続けられることに準えているのかな。もう少し回数が多いと来やすいしうれしいけれどそこは拘りがあるのかも知れない。インディアンにとって数字の4は神聖なものだというし。
ピラミッド終了後冷水シャワーを何度か繰り返してから芝生で外気浴。外気浴を溺愛しているぼくとしては、大自然の中で寝そべって惚けられるなんて幸せすぎる。呼吸も気持ちいい、とんでもないディープリラックスがいらっしゃる。
意識が滲んで目当てのライブを見忘れるくらいぼけーっとしちゃいました。
サウナ神とフジロックに感謝しながら利用者の皆さんと握手、来年もまたここで会いましょうと誓い合って整いました。

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