ニューヨークはイースト・ヴィレッジで営業している老舗のロシア系サウナ。日本でいうとサウナセンター大泉のような存在だろうか。
週替わりでオーナーが変わり、入場料も変わるというよくわからないシステムになっている。
水風呂が氷水クラス、とんでもなく冷たい。




採点者 : モヒカンサウニスト

サウナ : 

・ロシアンサウナ…体感温度110℃くらいで乾燥している日本でいう昭和なセッティングのサウナ。三段シート。5点

・レッドウッドサウナ…体感温度80℃くらい、湿度もまずまずな良い雰囲気なサウナ。2段シート。7点

トルコサウナ…体感温度70℃くらい、スチームサウナと普通のサウナの中間のようなセッティング。三段シートでいい感じ。7点

スチームサウナ…いわゆる普通のスチームサウナ。4点

アロマサウナ…何かアロマの香りが漂うスチームサウナ。3点


水風呂 : 6~8℃くらい?激烈に冷たい。強烈な塩素臭。7点

休憩 : 外気浴スペースにデッキチェア×7,8あり。ベンチあり。喫煙可。9点
清潔感 : 何か汚い。3点
お風呂 : 無し。ストイック。

客層 : 様々な人種。アジア人はゼロ。客付き6割ほど。6点

営業時間 : 10:00-22:00

値段 : $40


 

総評 : 

第5の都市ニューヨーク


世界の中心ともいうべきこの街だが、フランク・シナトラも常連だったという120年以上の歴史をもつ老舗サウナが存在している


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外観からして怪しさがヤバい

なかなか入りづらいが意を決して突入


中に入るといきなり受付のロシアンマフィア風の男に、全ての荷物をよこせと凄まれる

これは店ぐるみでの強盗か、と一瞬構えたがどうやらフロントで貴重品を預かってくれるらしい

ロシアンマフィアが頼もしいロシア軍人に見えてきた

軍人に敬礼しロッカーキーを受け取り更衣室へ


ここは海パンを着用し、男湯女湯が分かれていない混浴のサウナだ

またしても毛を剃った意味が無くなったがまあいいだろう

浴室には湯船が無く、立ちシャワーとサウナ室と水風呂のみという必要最低限のプロ仕様のセッティング

そしてとにかく薄暗く、怪しさを強調している

客層は白人から黒人から中東系、ラテン系と様々な人種が混在しているがアジア人は居ない

緊張感が増す




さっとシャワーを済ませ、早速1発目はロシアンサウナへ

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強烈な熱気、そして乾燥気味

肌がピリピリする

日本の昭和サウナのようだ

なぜかサウナ室内にかけ水がある

肌のピリピリを抑えるためだろうか、割とみんなかけ水をしている

サウナ室へは体を拭いてから入りましょう、といったような日本のマナーは全く通用しない

そんな状況なのに湿度が上がらないほど強烈な熱気

ジャパニーズ・プロフェッショナル・サウニストとして最上段にて正座し汗を待ち、いい感じになったところで水風呂へ

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ここも広大なアメリカンサイズ


入ってみるとシャレにならないほど冷たい、冷たすぎる

冷たすぎてよくわからないが体感温度は5-8℃くらいか?

30秒も浸かってられず、すぐに足が痛くなる

ライブ当日のYOSHIKIだったら水風呂が冷たすぎる、とライブをせずに帰るレベル


バッチリ冷えたところで外気浴スペースへ

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良い雰囲気

早速デッキチェアで横になりディープリラックス

あらいいですねの波がやってくる

そういえば、アメリカ人にマンガ・サ道を見せながら「ととのった」を英語では何と言うのか聞いたら euphoric(ユーフォリック)とのこと、早速ユーフォリックとつぶやく

隣の黒人が苦笑いしていた


ちなみに喫煙できます



2セット目はレッドウッドサウナ

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木造りになっていて良い雰囲気、ロウリュが無いのが惜しい

温度は80℃くらい?湿度もまずまず、駒の湯のようなセッティングだ

ここの店では日本人、というかアジア人が珍しいのかよく話しかけられる

レッドウッドサウナ室ではニコラスというイケメンマッチョにガッツリ目に話しかけられた

半分以上何を言っているのかわからなかったが、とにかくニコラスは明日から日本に行くらしい

オーストラリアに居る彼女と日本で合流し、東京ー京都ー大阪と観光するとのこと

どこかオススメスポットはあるかい
と聞かれたので

日本には良いサウナがたくさんあるよ!
静岡にはしきじという聖地と崇められているグッドサウナがあるぜ!
ここよりいいかもよ!

という事を伝えたらニコラスは

これでも入れるかい?

と体を指差している

暗くてよくわからなかったが、全身にタトゥーが全開である

ああ、これは無理だろう、だけど東京の銭湯は割と入れるぜ!
六本木のアダム&イブも大丈夫!グッドラック!

と伝え水風呂へ



他にはこんな感じのトルコサウナ

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スチームサウナと普通のサウナの中間くらいのコンディションで悪くない


諸々4セットこなしバッチリeuphoricしました


帰りにフロントで、$300の10回分の回数券(通常入場料$40)を買うと今日はタダになるよ、と言われ心が揺らぐ

いや、ニューヨークは滞在3日だったと思い出し踏みとどまる

夜風が心地良い

とてもストイックなナイスサウナであった

euphoric率 : 90%






お待ちかね!今日のフィンランドメタル  特別編 ニューヨークメタル


その日のサウナに合ったフィンランド産メタル(フィニッシュ・メタル)を紹介し大好評を博しているこちらですが、せっかくニューヨークに居るので本日はニューヨークのメタルをご紹介しましょう


全国3000万人のフィニッシュ・メタルファンの皆様申し訳ありません



本日は、、、

S.O.D - Milk





ニューヨークといえばアンスラックス、アンスラックスといえばスコット・イアン、スコット・イアンといえばS.O.Dでしょう。

アンスラックスを中心としたメンバーがやっているサイドプロジェクト的なバンドです。
もうやらないのかな?

ハードコアとスラッシュ・メタルのクロスオーバーの元祖みたいなところがありますね。

世界初のブラストビートはこの曲だ!とアメリカのサウナにいつも同行している毛深サウナーが熱弁してました。

かっこいい曲です。