おそらく俺には病的なまでの先延ばしグセがある。
やらねばならないことが発生するとついそちらではない違うタスクを進めてしまう。
一度集中力が生まれればすべてを一気に進めることができるのだが、それ以外の行動における脳のドーパミンレベルが低い。
特定の行動に対する積極的な理由がはっきりある場合や、好奇心が起こるような事柄においては異常に集中力を発揮できる。
そして、その先延ばしグセはしばしば俺の人生に災厄を引き起こしてきた。俺はやらねばならぬこと、ほかの人では当たり前にできるようなことを危険水準をはるかに越えてしまうまでできない。果ては、もうどうしようもなくなって逃げだす。
これが俺の特性であることを理解した。そして、それを受け入れる必要がある。これまでずーーーーーーーーーーっと向き合えずにいた。
後回しグセを後回しにする当然の回避行動。後回しグセは後回しグセがあるゆえに治らない、鶏が先か卵か先か、そんな状態で長年放置されてきた。
おれは自分ではそこまで後回しグセはひどくないと思っていた。だが26年ごしにこの他と比較したときの異常さにようやっと気づいた。このままいけば必ず大きな問題を引き起こすだろう。
だからこそ受け入れて対策をする必要がある。この後回しグセは恐らく脳の癖のようなものだ。今回これに対する気づきを得ることが出来たことが素晴らしいことだとまず思う。
しかしこのADHD的特性についてはしっかり調査をする必要がある。
この俺の眠気や先延ばしグセに関してはドーパミンとノルアドレナリンの不足と結論付けていたが、やはり正しそうだということが論文を見つけたことでわかった。
これらの調節機能の不全があるとのことだ。また、論文中で驚いたのが外界の時間感覚よりも主観的な時間経過が極端に早いとのことだ。俺はこれは普通のことと思っていたがどうやら一般的ではなかったのだな。
そしてこれは眠気を催す点ともつながる。主観的な時間間隔が早いということはそれだけ脳がエネルギーを消費してしまうということ、そしてノルアドレナリンとドーパミンの調節機能の不全による覚醒レベルの低下。主観的な時間経過の速さによる飽きっぽさ。これらがつながった。
どうやらMPHという薬物を用いることでこの調節機能不全をどうやら解消してくれるらしい。現状俺はタスクがある。すべてに動機づけしたり、対処していくのは大変だ。だからこそこういった病院にかかることも検討していいかもしれない。。。。。