理を尽くした生き方は絶対にバランスを持って行われる必要がある。

 

 

そうした生き方は生命本来の生き方から外れているからだ。

 

 

理性を司る部位は前頭前野、つまり神経系を司る視床下部に隣接していない。

 

 

その結果、前頭前野は直接神経系からのフィードバックを受けず、直接知覚することはない。

 

 

だからもし、前頭前野の支配を高めすぎた行動を続けるなら、神経系に何かしらのトラブルを抱える可能性がある。

 

 

本来自動操縦でバランスを保っていたそれらのスイッチングがうまくいかなくなるかもしれない。

 

 

 

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話を広げると、人間はしばしば高次な機能によって生理現象にトラブルを生じさせる。

 

 

トラウマ記憶が感情に影響を与え、感情が神経に影響を与える。高次な機能は使いようによっては生命に影響を及ぼす。

 

 

極端に理性的な行動もまた同じ性質を持つ。だからこそ、良いフィードバックを与えるようにする必要がある。

 

 

ものは使いようである。

 

 

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話を戻す。バランスをとるために現状考えられるのは、以下の脳の部位すべてから良いフィードバックを送れるようにすることだ。

 

  1. 大脳皮質(Cerebral Cortex):

    • 機能: 意思決定、感覚処理、運動制御、言語、思考、記憶、判断、情報処理など。
    • 位置: 脳の外側にあり、前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉に分かれている。
  2. 前頭葉(Frontal Lobe):

    • 機能: 意思決定、運動制御、問題解決、判断、社会的行動、言語、記憶、注意など。
    • 位置: 大脳の前部に位置し、前頭前野、前頭上回、前頭下回に分かれている。
  3. 頭頂葉(Parietal Lobe):

    • 機能: 触覚処理、空間認識、身体感覚、計算、空間認識、読み書き能力など。
    • 位置: 大脳の上側に位置し、上頭回、後頭回に分かれている。
  4. 側頭葉(Temporal Lobe):

    • 機能: 聴覚処理、言語、記憶、感情処理、審美的判断など。
    • 位置: 大脳の側面に位置し、側頭上回、側頭下回に分かれている。
  5. 後頭葉(Occipital Lobe):

    • 機能: 視覚処理、色彩処理、形状認識など。
    • 位置: 大脳の後部に位置し、後頭上回、後頭下回に分かれている。
  6. 海馬(Hippocampus):

    • 機能: 新しい記憶の形成と保持、空間認識など。
    • 位置: 大脳内側に位置し、側脳室の内側にあります。
  7. 扁桃体(Amygdala):

    • 機能: 情動処理、恐怖反応、記憶との関連付けなど。
    • 位置: 大脳内側に位置し、海馬の近くにあります。
  8. 視床下部(Hypothalamus):

    • 機能: 自律神経の調節、ホルモン分泌の制御、食欲、睡眠、性行動など。
    • 位置: 脳の下部に位置し、視床上部に隣接しています。
 
特に視床下部に近い部位は強く体調に影響を与えやすい。
 
 
自発的行動によりこれらによいフィードバックを行う方法は調べた限りでは以下の方法がある。すべて理論的にはうまくいくはずだ。
 
1ポジティブな絵を描く。
例えば理想郷のような自分の中にあるポジティブなイメージを最大限引き出した絵を描く。なりたい姿、平和で優しい世界の像、などを描きだしていく。
これの良いところは、常に入力(視覚)と出力があるところだ。脳のシナプスのつなぎ変えに最適だろう。
 
2ポジティブな言葉を自分に語り掛ける
俗にいうアファメーション、セルフトークというやつだ。自信のない人は無意識にネガティブなものを行っている可能性が高い。「死にたい」「つかれた」「だめだ」などだ。
ではなくて、無理やりでいいので癖づけるように「私(俺)は最高」「すべてうまくいっている」「天才だ」などと一人で語り掛ける。これも出力と入力(聴覚)があるので最適だ。
 
3運動する
これは強制的に体の低次機能を活性化する方法だ。
 
4ビジュアライゼーション
理想的な数十年後の自分の姿があるとして、そこをイメージする。そしてそれが若返っていってだんだん今の自分になる映像を想像する。逆もよい。
これは未来の自分の臨場感が上がることで、未来に対する評価値をあげ、過去に対する評価値を下げる。つまり、未来の重要度が上がり、過去の重要度が下がる。それによってトラウマや過去の悪い記憶の重要度が下がり、前より気にしなくなる現象が起きるはずだ。疑似的な未来の(良い)記憶を作ることが自己評価や現状、過去に対する認識を書き換える。
 
 
 
ようは五感の認識を駆使して脳のフィードバック構造を書き換えれば何でもいいわけだ。これからもいろいろ探求していく。他にあったらこのブログに今後も書き留めておこうと思う。