ワクチンリスクの報道が最近出るようになったのでしゃべってもいいかと。当時語るとやばいやつ扱いされそうだったし。

 

 

とりあえず当時mRNAワクチンの論文を読んで打たなかったので、生物高等教育レベルの自分の認識でまとめておく。

 

 

高校でやった「メッセンジャーRNA」は人によっては懐かしい響きだと思う。

 

 

「メッセンジャーRNAは、細胞内のリボソームに取り込まれてたんぱく質を生成する」というのは習った内容だったはず。要は細胞にはたんぱく質を生成する機能があって、どういうたんぱく質を生成するかの情報をもったものがメッセンジャーRNA。

 

 

体内に人口の「メッセンジャーRNAをぶち込んで、好きな形のたんぱく質を作ろうぜ」ってのが今回作られたワクチン。

 

 

で、たんぱく質を作ったらなんでウイルスに免疫を作れるのかというと、そこで作るたんぱく質がウイルスの表面にあるものと同じものだから。

 

 

で、そのたんぱく質に対して攻撃する免疫を獲得しとけば、本当にウイルス入ってきたときに対処できると。要は指名手配書をばらまいておいて顔覚えさせとくみたいな。

 

 

だからマジですごい技術ではあると思う。が、俺が打たなかった理由が、論文にそもそも未究明のリスク言及があったのと、何より自然では起きにくい作用の流れである点がひっかかった。

 

ウイルスが入って、それに対処するのは通常ある流れだし、mRNAを持ったRNAウイルスは同じような流れで自己複製する。が、表面のたんぱく質を合成するだけ、なんてことはしない。

 

 

プログラムでもそうだが、仕様を読んで裏技みたいな事すると関係ないところでバグったりする。複雑なシステムほどそれが起きる。そのリスクをどう感じるかは人次第なところあるので、人に打つなとは言わんかったが。打った方がいい可能性もあるし、うーんって感じだったな。

 

 

問題は広報活動が雑だったことだな。学校でやる生物レベルの話くらいはしておけばまだみんなリスクを知ったうえで自己責任で打てただろうに。「安全です」はあかんかったな。