人間の鳴き声とは何だろうか。それは言語である。
動物の鳴き声は機械学習のパターン認識によって学習されてきている。
それは人間の鳴き声も例外ではなく、数百、数千億のパラメータを持たせた機械学習によって人間の鳴き声も学習されてきた。
chatGPTなどがその最たる例だ。つまり、パラメータ数が多いだけで人間のコミュニケーションも鳥のさえずりも本質的には大差がない。
他方で、機械学習によるパターン認識はあくまで模倣であり、言語そのものを理解しているわけではないとも言われる。
では理解とは何だろうか。自分なりの見解では、「理解」というものは多角的なパターン認識である。つまり、理解もパターン認識の一種であり、「理解」は存在しないのではないかと。
理解を構成する要因は以下の通りである。
・言語情報によるパターン認識
・その他五感情報によるパターン認識
また、「理解した感覚」があると対象の情報は理解されたとラベリングされる。「理解した感覚」は、脳内のニューロンのモデルの生成が行われた、つまりニューロンのつなぎ合わせが行われ、対象に対する情報の多面的なパターンへのアクセスが容易になった状態を示すのではないだろうか。
これが理解の正体であると仮説を立てている。