肩書とは、その人の凄さを規定するものではない。人は皆等しくすごいと思う必要があるし、自分の人生において、自分が主人公であり自分が一番すごいと思う必要がある。

 

 

 

人にとって世界が存在するのは、その人が認識するからに過ぎない。あなたの人生が終われば、あなたの人生だけでなく認識している世界そのものが終わる。

 

 

 

認識の世界にしか現実が存在し得ないするならば、自分の世界において、全ては自分で決めることができるのである。

 

 

 

子供の頃や、人生のいつかのタイミングでは知っていたはずのそれを、大人になるにつれて忘れてしまう。他人の尺度、他人の価値観で決めることが正解のように思ってしまう。

 

 

 

その他人の尺度なんてものは他の誰かが決めたものを、たまたま多数決なのか政治的理由なのか、それを他の人が受け入れているにすぎない。

 

 

 

世界は自分の認識で存在し、その自分が主人公であるその世界で、言うならばモブキャラたちが決めている尺度だ。

 

 

 

そんなものは蹴散らしてしまえばいい。無視するでもいいし、無視させてくれないならばきっちりと論理をもって諭せばいい。

 

 

 

そのために知識は必要である。相手の背景を理解し、自分の論理について理解を深め、ディベートできるようにすることで、自分なりの正義を貫き通す。

 

 

 

常識として受け入れられている価値観はすべて、モブキャラの決めている尺度だ。大衆は例外なく愚かである。だからこそ、その常識を疑うことで背景が見えてくる。ただし、常識はすべて間違っているとして疑うところから入るが、間違っているとしたらその根拠をしっかり持ってくる必要がある。そうでなければ、科学的根拠もないデマや、でっち上げの陰謀論、果てはカルトに行き着くことになる。

 

 

 

さらにそうなってくると、数学的思考力が必要になってくる。といっても、学校で習うような計算問題をしろとかそういう意味ではない。情報についての正確性をはかるために必要なポイントは2つだといまのところ考えている。

 

 

 

・集合への知識

AならばBだからといってBならばAとなるわけではないこと。「天才」→「字が汚い」からといって、「字が汚い」→「天才」とは限らない、という基本的な考え方。

・統計の知識

ちゃんとその研究は、偏りのないサンプルをとっていて、ちゃんとした統計手続きの結果優位なのかどうか。これは大学レベルで学ぶ必要があるが、本をいくつか読んでいればなんとなくわかる。研究論文の客観性を見るのに必要だ。

 

 

 

これらで自分の価値観の正確性をしっかりわかっていれば大抵の人には論理で諭すことができる。あとは感情で諭すタイプだが、これは簡単だ。親密になってしまえばいいわけだから。

 

 

 

しかし、これを実践するとなると頭が良くないといけない、と思うだろうが、そんなことはない。というか、頭は皆悪くない。受験の勉強ができなかったとかそう言うので基本的に頭が悪いと自信をなくしているみたいだが、日本人は特に頭がいいほうだ。識字率が高すぎるし、義務教育もかなり浸透している。

 

 

 

また、感情で諭すときは親密になればいいだけだが、それも簡単だ。ほとんどの人に好意をもたせる悪魔の方法は、ある。

 

 

 

これに関しては神経科学や認知学をもう少し深める必要があるが、自分の持っている知識をまとめておこうと思う。今後の事業で使うからだ。(悪用はしない)

 

 

ステップに分けよう。1入口、2導入、3関係性を築く、の3ステップに分けてみる。

 

 

1入口

まず相手の認識に入るところからだ。基本的に人は他人のことを認識してすらいない。大半の男性がモテないのはまず認識されてすらいないからだ。だからこそ、相手の興味を引くものを持っておく。その人が何に興味を持つのか知っておく。ステレオタイプがあれば簡単だ。日本の女性なら、高い身長やイケメンや流行りの顔とかファッションであると共通して意識に入りやすい、とかそういうことだ。相手の属性や相手の好むブランドや、本当になんでもいいので意識に入ることだ。おすすめしないが、嫌がらせをすることで意識に入るような人もいるがそれは認識されないよりはマシなのである。

 

2導入

まず認識に入ったら、同じ空間や同じコミュニティなどで同じ臨場感を共有する。相手の心地いい世界に自分を入れる。例えば飲み屋や、相手のよく行くごはん屋さんに一緒に行くなどする。一緒にいるための言い訳を与えてあげるとか細かい話はあるがそれはおいておいて、そうして会話をできる関係性になる。そうしたらひたすらオウム返しや適度な自己開示をすることで相手と自分で話すことが心地良いと思ってもらう。これもあからさまだと一気に嫌われるので経験は必要かもだが。

 

3関係性を築く

あとは特別な関係になるなら相手の価値観を変えることだ。あなたと出会って、その人の人生の価値観が変わると、その人にとってのあなたは特別な存在になる。これは宗教の洗脳でよく使われる手法らしいが。

 

 

 

これらを無意識か意識してか悪用する悪魔のような人たちがこの世には存在する。おそらく俺も昔使ってたんだろうな。俺はこれを正しい方向で使っていこうと思う。というかできれば使いたくない。作為的な関係なんて悲しいだけだ。友人なんて腹の割れる数人がいればそれでいいんだ。

ただ、この人と関係を築ける方法は、多くの不幸に苦しむ人を助けるのに使用できる。関係性を築ければ、多くの人に自信をもたせ、いま不幸のどん底にいる人には、自分の人生を謳歌できるよう導くことができるはずだ。また愛に恵まれない子供にも、様々なことを教えてあげることができるはずだ。