何かに取り組む際の、緊張と落ち着きのバランスが大切だということに気づいた。

 

 

集中力を上げるのに、つまり覚醒状態になるためにはストレスが一定量有効であるということは何かの研究でわかっている。そこで、タイマーなどを設定したり、ゴールや目標を意識することで緊張状態にもっていくわけだが、これはいわゆる興奮状態、交感神経優位の状態を作り出すことでアドレナリンなどの分泌を促すためだと考えられる。他方、この交感神経優位が行きすぎると焦りや過度の緊張を生んでしまう、これは精神衛生上良くないし、免疫に影響し、健康にも良くない。そこでバランスをとるわけだ。副交感神経に作用することを同時、もしくは交互に行うことで緊張と落ち着き、交感神経優位と副交感神経の活性化した状態を維持する。これが最も集中力を発揮する覚醒状態であると思う。

 

 

ただし、暗記などの勉強をしたい場合はこれを少し落ち着いた状態、覚醒状態よりも少し副交感神経を優位にしている状態が学習効率の上がる状態だったと、昔に論文で読んだはず。

 

で、これらを中国が経験的に体系化したのが気の流れ、みたいなものなんだろうな。そう考えると、気功術を科学的に調査してみるのは楽しそうだし未来にとって有意義なことだと思う。気功術やったことないからあんまり詳しくないけど

 

 

ただ、近代から現代のビジネスマンとかはあまりに交感神経優位な活動が多い気がしている。この自律神経のバランスの乱れは免疫の乱れを産むし、さらに健康を害すだろう。