サウジアラビアは豊富な資源によって充実した社会福祉を成功させ国家全体の幸福度を上げることに現状成功している。
アラブ諸国では1位そして世界21位である。
世界一位でないのは資源が枯渇したときにどうするかという一抹の不安によるものかなと考えている。
つまり無限の資源と社会福祉の充実が人々を豊かにする。それは社会不安を取り除き、貧困を取り除き、各々が幸せを追求することを可能とするだろう。
その上で再生可能な資源とそれを可能とする技術の創成はそれに近づける1つの解決策だろう。
では社会不安と貧困が取り除かれればそれで全て丸く収まるのだろうか?
そのような単純な問題ではない。それらの行く末は人口爆発を引き起こす可能性がある。無限に供給可能な資源が存在しない限り、爆発した人口全てに十分な資源を供給することは無理難題だ。
となるとそれまでの間人類は人口の抑制が必要になる。
日本は現在人口縮小が著しい。この原因は社会不安によるもの、そして「幸福の形」の多様化によって相乗的に起こされるものであると考えている。現在子供を作り十分な暮らしをさせることが難しい家計の人は多い(体感なのでデータが必要だが)。またネットワークの普及により情報や好みは多様化し、結果として「家庭を作る」という幸福以外にも「独り身を楽しむ」という形が生まれたといえる。
ではこの多様性によって人口縮小がどの程度なされているか、そしてその多様化した幸せは本当に人々を豊かにしているか、それらについて考える必要がある。
が、今回もしそれらが人口抑制と幸福度の向上に十分に寄与していると仮定した場合、あとは社会不安を取り除けば少なくとも日本は幸福に人口をコントロールできたモデルケースになれるのではないだろうか。
そこで、その社会不安を取り巻く現状について考える。
社会不安が無くなる条件としては、マズローの欲求階級に従うと「衣食住が恒久的に保障されること」がまず最低条件になるだろう。
これはベーシックインカムに通じるものがあるが、その対策のみでは国内の流通貨幣の増加によるインフレーションを起こし、国の税収は減り支出が増え、国がデフォルトする未来しかない。それを賄うのが無限に供給可能な資源だといえる。現在のサウジアラビアのように世界各国に供給し続けられる価値である。
ではまず何かしらの価値の創出と恒久的な世界への供給が1つの解決策であり、
資源の枯渇を止められる無限の再生可能資源こそが長期的に有用な価値供給と考えている。
そのためにも国家として世界に永続的に価値を供給するシステムの完成が短期的に必要であると言え、それらにより増えた税収を社会福祉に充てることで、社会不安を取り除いていくことが全体の幸福につながる。
さらに資源の永続的な循環システムによって、または供給元の発見によって社会不安はさらに減少するだろう。
同時進行的に病や自然災害と言った不安を取り除くことで完全にマズローの欲求階級における生理的欲求そのものを誰も追いかける必要のない社会が出来上がるだろう。
と、考えているがまだこの説には
・マズローの欲求階級説を前提として考えていること
・「多様化した幸せの形」による人口抑制・人類の幸福度それぞれへの影響力
・日本の人口縮小の他の原因
について議論の余地があるだろう。他の意見求む。